ライフハッカー過去記事「手作りすると、安くなるもの、ならないもの」では、手作りするほうが安いもの、買ったほうが安いものについてご紹介しましたが、こちらはその家庭菜園編。

節約志向や食の安全性に対する意識の高まりから最近はすっかり家庭菜園がブームですが、グリーン情報メディア「TheDailyGreen」では、投資対効果の観点から「どの作物を作ると得か?」について紹介しています。

地産地消を推進する団体「Kitchen Gardeners International」の創立者でガーデニングの専門家でもあるRoger Doironさんは、自身の1600平方フィート(約148.8㎡)の家庭菜園の投資対効果について調査しました。タネや肥料・水道代など総経費282米ドル(約26,790円。ただし、人件費は含まず)で、35種類の野菜・果物・ハーブを合計834ポンド(約378.3kg)収穫。これは、スーパー価格をベースにすると2196.50米ドル(約208,668円)、産地直売所だと2431.15米ドル(約230,959円)、オーガニック食材店だと2548.93米ドル(約242,148円)に相当するそう(詳細のデータはこちらのページを参照)。ROIは600%を優に超える高数値です。

このデータによると、投資対効果の観点で優れている作物のトップ20は以下のとおりです。

1. トマト

2. じゃがいも

3. サラダ菜

4. ズッキーニ

5. イチゴ

6. たまねぎ

7. ニンジン

8. きゅうり

9. エンドウ

10. キンレンカ

11. サヤインゲン

12. 冬かぼちゃ

13. セイヨウニラネギ

14. セロリ

15. なす

16. 桃

17. バジル

18. キャベツ

19. エンダイブ

20. アスパラガス

そういえばこの夏は天候不順の影響でジャガイモやニンジンが高騰しているそうですね。その地域の気候やシーズンごとの天候によって栽培に適している作物は異なりますが、自給自足のほうが、市場価格の変動による影響を受けづらく、家計には優しいのかもしれません。また、自分で育てたものには愛着が湧き、より美味しく食べられるというのも家庭菜園の醍醐味。これらを参考に、次のシーズンは家庭菜園に挑戦してみてはいかが?

Kitchen Gardeners International: What's a Garden Worth? [via TheDailyGreen]

Jason Fitzpatrick(原文/松岡由希子)