男の子なら、誰でも一度はあこがれるDJ(ホントか?)。
DJさえやれば、さえない僕もすぐにモテモテなパーティーのヒーローに!!女の子の視線を独り占め!
...というわけではもちろんないのですが、ちょっとした趣味でやってみたいなあと思ってる人も多いんじゃないでしょうか。でも、初心者が一からはじめるにはちょっと敷居が高くって...と思いがち。
まあ、ターンテーブルやミキサーをそろえて、レコードも買って...と考えていくと、お金もかかりそうだし、場所もとるしね。
というわけで、こんばんは、編集委員の早川大地です。
僕はDJもやるのですが、最近はすっかりPC-DJがメインになっていています。ターンテーブルやミキサー等の機材を大量に処分してしまいました。いまはDJプレイは基本的にすべてPC内部でできてしまうし、その方が現場に持っていく荷物もぐっと少なくできるしね。大量にCDやレコードを持ち込む必要もないから、肩こりからも開放、つまりこれもライフハックなのです。
PC-DJをやるのに最低限必要なものは、PCとソフト、音を出す為のオーディオインターフェース、それにヘッドフォン。それだけ。お、そんな簡単なの?と思ったでしょう。そんなに簡単ならやってもいいかな...と思った人へ。
じゃあ、PC-DJをはじめるにあたって、のチェックリスト。
●PC
これは何でもいいですが、やがて上手になって、クラブデビューすることも考えるなら、ノートPCの方がいいかも。WindowsでもMACでもかまいません。Core 2 duo、メモリ1GB以上くらいなら大丈夫。
●ソフト
何種類か出ていますが、Native Instrumentの『Traktor』、Abletonの『Ableton Live』などが代表的なところ。『Traktor』は左右二つにレコードプレイヤーを模したデッキが並べられ、見た目的にもわかりやすく、実際のDJ経験がある人にはとっつきやすいです。『Ableton Live』は曲作りの機能もついていて、曲をクリップという単位で捉えるため、DJプレイヤーとは違う形ですが、エフェクトや、3つ以上のミックスなど、慣れれば非常に高度なことができます。
●オーディオインターフェース
メイン出力とキュー出力(通常はヘッドフォン)が必要なので、カタログを見て「アナログ 4out以上」と書いてあるものを最低限選びましょう。オススメはVESTAX VAI-40やM-audio 410など。だいたい15,000円~くらいからあります。
●ヘッドフォン
好きなものを。よくDJ用として見かける、片耳だけ折れ曲がってモニタリングできるタイプはかっこいいですが、特にそうでなきゃいけないってこともないので、普通のでいいと思います。
以下はあると便利なもの。
●フィジカルコントローラー
DJのかっこよさのひとつだし、やっぱり用意したいところ。VestaxのVCI-300などオススメですが、Korgのmicro kontrolもコンパクトで軽くて便利です。フィジカルコントローラーにはオーディオインターフェースと一緒になったものもあります。
ちなみに参考までに筆者の機材は
- Mac book(Core 2 duo 2.0、メモリ2GB)
- Ableton Live7
- RME Fireface400(オーディオインターフェース)
- Vestax VCM-100(フィジカルコントローラー)
です。
これだけそろえたらいいのです。ソフトには廉価版やLEなどもあるので、そういうのを使えば、5万円くらいから揃えられます(PCはもともと持ってるのを使ってね)。
思ったよりもお手軽でしょ?
"要は二つの曲をまぜる"ことができればいいわけですから、そんなに難しいことじゃないのです。
あと必要なのは、"センスと技術"ですが、これは各自磨いてみてくださいな。
(ライフハッカー[日本版]編集委員・早川大地)