クリック一発でメッセージやファイルが送れるのはとても便利ですが、その手軽さゆえ、大事なファイルをつけ忘れたり、返信と転送を間違えたりと、うっかりミスの1つや2つはあるものですね。というわけで、テクニカルライターMichael Aggerさんは、ブログメディア「Slate」で、メールのうっかりミスを防ぐ「Google Labs」の機能を紹介しています。
添付忘れを検知してくれる「Forgotten attachment detector」や、メール送信までに5秒の猶予をくれるツール「Undo Send」、夜の恥ずかしいメールを勢いで送ることを防いでくれる「Mail Goggles」など。こういうツールが次々とリリースされていること自体、メールのうっかりミスがいかに多いかを示す証なのかもしれません。
では、読者の方からコメントいただいたメールの失敗談をいくつかご紹介。
- 添付忘れも添付間違いも数え切れないほどやらかしている。
- トラブル中のお客さんへのメールの書き出し。「Hello(こんにちは)」が「Hell(地獄)」になっていた。
- 同じフロアの人たちに宛てて「コピー機は只今修理中。明日まで使えません」とメールしたつもりが、2500人の全従業員に送信してしまった。
- 新人の頃、上司の悪口を同僚にメールしたつもりが、全社に送信していた。もちろん、その上司や、さらに上の上司までにも知られることに。
- 同僚のダラけた仕事ぶりを上司にこっそりチクったつもりが、同僚全員にメール送信していた。
- 上司のPCデータを新しいPCに移したとき、4万件以上のメールをうっかり消した。
- 前人事課長の話。従業員の給与リストを誤って全社員に一斉送信。
- 部下の人事考課情報を他の役員に送るつもりが、うっかり、担当部門の部下たちに送信してしまった。
- 弟の話。エープリールフールのジョークで、勤務先の大手銀行が他社に合併されるらしいと書いて同僚にメールしたところ、瞬く間に社内中に広まったらしい。
- 内定をもらった会社のことを友人にあれこれ知らせたくてメールしたら、その送信先が内定先の会社だった。それ以来、送信時には二重三重のチェックをするようにしている。
- 彼女宛てのメールを大学のクラスメイト全員に送ってしまった。
- 元カレと同じ名前の婚約者のお父さんに結婚式のプランをメールしたつもりが、間違えて元カレに送ってしまった。
クリック1回、トラブルの元。みなさん、メールのうっかりミスにはくれぐれもお気をつけくださいね。
Can't Believe I Just Sent That [Slate via NPR]
Adam Pash(原文/松岡由希子)
ヒューマンエラー 第2版
ヒューマンエラーの原因と対策を体系整理
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