Windowsのみ : 「だから、このチャートを見るとこのデータが...あれ、これの計算ってどのシートでやったんだっけ? あ、それはこっちのフォルダの、この階層から入って、僕の名前のフォルダがあるので、その中の先月の...えーと、それじゃなくて...あー...もう、ちょっとマウス貸してもらってもいいですか!」という参加メンバー全員が一心に見守る中で行われる、時間の無駄以外の何物でもない会議中のこんなやりとりがなくなるかも知れないです。
『TeamPlayer』を使うと複数のマウスやキーボードをWindowsベースのシステムに同時接続可能。今までも複数のマウスの接続は可能でしたが、同時に動かそうとするとカーソルはどの命令を聞くべきなのかが判断できずに右往左往。『TeamPlayer』はグループ環境での操作を想定しているので、カーソルが複数表示され、各マウスに色違いのカーソルが割り当てられるという仕組みになっているのです。米Lifehacker編集部でテストしたところ、メインで使っているPS/2マウスのカーソルは赤、サブのUSBマウスは青でした。なるほどー、これなら分かりやすい。
便利なソフトなのですが2つほど気になる点もあったので、書いておきますね。
複数マウスによる操作性の問題を「本当の」ウィンドウズカーソルにフォーカスを当てることによって解決しているようです。たとえば、2つのウィンドウを同時に2つのマウスで閉じようとするとコマンドを実行する際に『TeamPlayer』によってカーソルが有効にされたり無効にされたりするのが分かります。とは言え、使用上はそんなに問題ではなさそうです。
もうひとつはトリプルモニター設定での問題。『TeamPlayer』を起動させるとカーソルが真ん中と右のモニター内でしか移動できなくなり、左のモニターは開店休業状態。なんとも切ない感じでしたが、複数で使用する場合は大きなモニターかプロジェクターで見るはずなので、こちらもそれほど大きな弊害はなさそう。
これでミーティング効率が上がるなら、儲けもんではないでしょうかね~。
逆に一組のマウス、キーボードで複数のパソコンを操作したい方は、アダムがまとめてくれたコチラの記事を参考にしてみてください!
『TeamPlayer』はWindows版のみの提供。非営利目的での使用、個人使用の場合は無料です。ビジネス用の有償版は3ユーザ用で196ドル~。サンクス、Jason!
TeamPlayer [Wunderworks]
Jason Fitzpatrick(原文/まいるす・ゑびす)
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