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とある研修医の証言

こんなことがあったそうな...。

患者 : 「それではまた来週お願いします。」
医者 : 「はい。」
(バタン)
研修医 : 「先輩、良いんですか? あんなこと言って...。」
医者 : 「ん? 何がだ?」
研修医 : 「だって、ほら、さっきの民間療法の話...。」
医者 : 「あぁ、あれか。良いんだよ。あちらが言い出したことだ。」
研修医 : 「でも、医学会では有効性は否定されてるんですよね? それどころか危険だとも言われてるんですよね?」
医者 : 「若いな...。」
研修医 : 「えっ?」
医者 : 「あのな、よく考えてみろ。向こうは民間療法の有効性を信じて疑ってない。医学をわかってないのに、説明して理解できると思うか?」
研修医 : 「いや、でも...。」
医者 : 「でもじゃない。こっちは慈善事業じゃないんだ。」
研修医 : 「だからって、明らかに危険な状態になるのに黙って見ているんですか? 職業倫理としてどうなんですか?」
医者 : 「あぁ! もううるさい! 良いか? よく聞け! 俺達の仕事は『正しいことをする』ことじゃない! 『患者の言った通りにする』ことだ! 望んだ通りにやるんだから良いじゃないか!」
研修医 : 「......。」

嫌な医者ですねぇ。関わりたくもない。

おっと、エディタが変な置換をしてたみたいです。
 s/患者/クライアント/
 s/医者/プロジェクトリーダー/
 s/研修医/プログラマ/
 s/民間療法/簡単ログイン/
 s/医学会/セキュリティ界/
 s/医学/技術/
アンドゥアンドゥっと。

クライアント : 「それではまた来週お願いします。」
プロジェクトリーダー : 「はい。」
(バタン)
プログラマ : 「先輩、良いんですか? あんなこと言って...。」
プロジェクトリーダー : 「ん? 何がだ?」
プログラマ : 「だって、ほら、さっきの簡単ログインの話...。」
プロジェクトリーダー : 「あぁ、あれか。良いんだよ。あちらが言い出したことだ。」
プログラマ : 「でも、セキュリティ界では有効性は否定されてるんですよね? それどころか危険だとも言われてるんですよね?」
プロジェクトリーダー : 「若いな...。」
プログラマ : 「えっ?」
プロジェクトリーダー : 「あのな、よく考えてみろ。向こうは簡単ログインの有効性を信じて疑ってない。技術をわかってないのに、説明して理解できると思うか?」
プログラマ : 「いや、でも...。」
プロジェクトリーダー : 「でもじゃない。こっちは慈善事業じゃないんだ。」
プログラマ : 「だからって、明らかに危険な状態になるのに黙って見ているんですか? 職業倫理としてどうなんですか?」
プロジェクトリーダー : 「あぁ! もううるさい! 良いか? よく聞け! 俺達の仕事は『正しいことをする』ことじゃない! 『クライアントの言った通りにする』ことだ! 望んだ通りにやるんだから良いじゃないか!」
プログラマ : 「......。」

あー、こんな技術者とは関わりたくないですよねぇ。

今時、『かんたんログイン』や『個体識別番号による認証』を採用しようとしている技術者がいたら、よっぽどアンテナの感度が悪いか、アンテナが折れているので気をつけましょうね。もしかして、クライアントや利用者の安全を考えていないのかも...。

※ この話はフィクションです。用法・用量を守ってお使いください。

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