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2018年8月21日(火)

沖縄県知事選勝利、安倍政権打倒のたたかいに全力

志位委員長が会見

 日本共産党の志位和夫委員長は20日、頸椎(けいつい)の手術後初めての記者会見を国会内で行い、当面の政治課題にのぞむ日本共産党の立場を表明しました。


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=20日、国会内

 志位氏は、翁長雄志県知事の急逝後、その遺志を引き継ぎ、沖縄県知事選(9月13日告示、30日投票)に向け、辺野古新基地建設を許さない立場を貫く「オール沖縄」の勢力の勝利を目指す大きな流れがわき起こっていることを指摘。県政与党によって知事選に向けた候補者調整が進められていることをあげ、「沖縄のたたかいは、沖縄の今後を大きく左右するのみならず、日本の政治のあり方そのものを問う、まさに重大な一大政治戦になります。日本共産党も『オール沖縄』の一翼、市民と野党の共闘の一翼を担って、このたたかいに必ず勝利するためにあらゆる力をそそいでがんばる決意です」と表明しました。

 さらに、志位氏は、安倍晋三首相が12日に行った長州「正論」懇話会での講演について、「きわめて重大な内容を含んでいます」と指摘。安倍政権の5年半を、内政、外交などあらゆる分野で自画自賛し、暴走政治を続ける宣言を行い、自衛隊の憲法9条明記を盛り込んだ改憲案を次の国会に提出することを表明したことをあげ、「自民党の総裁選で、この内容を垂れ流し、自らの政権の浮揚をはかり、その余勢をかって9条改憲の道に突き進もうという政略的な思惑が見え見えの講演です。私たちは、これに正面から対決する論陣を張り、運動を起こしていきたい。とりわけ9条改憲については、ここで決して手を緩めることなく、絶対に許さない国民的たたかいを発展させていきたい」と強調しました。

 さらに、志位氏は、安倍首相が自衛隊明記の9条改憲を最初に提案をしたのは日本会議系の集会で、その後自民党に、さらに国民に押し付けてきたこともあげ、「今回も同じ手法です。自分の意見を抵抗なく受け止めてもらえる右派的な場所で、言いたいことを最初に表明し、それを自民党に押し付ける。そして国民全体にそれを押し付ける。こういうやり方を繰り返している」として安倍首相の党略的手法を厳しく批判しました。

 志位氏は、先の通常国会で野党が安倍内閣の不信任決議案を共同で提出したことなどをあげ、「安倍政治の危険な暴走を許さないたたかいをあらゆる分野でおこしていきたい。市民と野党の共闘の力で、安倍政権を打倒するたたかいを、大いに発展させていきたい」と表明しました。

術後の経過は順調、党務に復帰

 記者会見の冒頭、志位氏は、7月25日に行った頸椎症性脊髄症の手術について、「手術は成功し、術後の経過も順調で、今日から党務に復帰します。元気いっぱい頑張れます。この間、立場の違いを超え、多くの方々からお見舞いと激励を頂いたことに心から感謝いたします」と述べました。



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