2022/12/18
2022/11/14
2020/07/24
2020/05/19
2020/01/03
三つの日食のアナレンマ analemma 2019, included three type solar eclipses
2019年は部分日食と皆既日食、そして金環日食がありました。
香川県丸亀市に設置した全天候型ミニ天文台で、1月6日の部分日食を含む年間320日の太陽像を得ることに成功しました。
http://www.itaime.com/itaime/2018/10/2018-4a43.html
そこから90コマを選んで1年間の太陽の動き「アナレンマ」を描いています。
7月2日の皆既日食は、井上毅氏がチリで撮影しました。
http://tohori.cocolog-nifty.com/about.html
そして、12月26日の金環日食は、私がグアムで撮影したものです。
2019/12/27
グアム金環日食 Annular Airplane Eclipse in Guam on December 26, 2019
Nikon Z7, 14-30mmF4 RAW
Nikon D850 , Vixen FL102s (900mmF9) with Baadar herschel prism (1/20000)
個人的には、奈良で観測した2012年金環日食以来、海外では中国の2008年皆既日食以来となる金環/皆既日食となりました。皆既日食は大学2年だった1995年にタイに行ってまんまとはまり、1999年トルコ、新婚旅行を兼ねて2006年にリビア、そして2008年中国と遠征してきましたが、しばらくご無沙汰になっていました。今回、遠征しやすい12月末ということもあり、家族4人でグアムに行くことにしました。
ところで、昨年から半分仕事・半分趣味で、朝日新聞youtubeチャンネルで天文イベントのライブ中継をしています。2019年1月には部分日食を実家の香川からライブ配信し、その後、東京大学木曽観測所に協力頂き、流れ星ライブも始めました。なので、今回のグアム金環日食もライブ配信が最大の目的でした。
撮影場所はタモン湾に沈む夕日を望めるホテルニッコーグアムにし、回線速度を確保するためにホテルには有線LANがある西向きの部屋をリクエストしました。幸いにも希望通りの部屋に宿泊でき、望遠鏡はベランダに設置することにしました。動画用としてFOA-60QにSIGMA fpを取り付け、HDMI出力でliveshell Xからライブ配信しました。fpは並行して4K cinemaが撮影でき(これは4K2Kの800万画素で12bitRAW画像を毎秒24コマ撮影し続けられるということです)、日食撮影にはきわめて強力だということが確認できました。
静止画用にはビクセンFL102sにニコンD850を取り付け、インタバルタイマーで5分ごとにブラケット撮影しました。減光はバーダーハーシェルプリズムで2万分の1にしています。こちらはC2、C3接触で内部コロナの撮影も狙ったのですが、ピントの追い込みが甘かったようで、満足いくデータは撮れませんでした。ただ、今回は太陽活動が極めて弱い時期の日食だったため、見る限り大きなプロミネンスはなかったようです。
この結果から、いま皆既日食があるなら、SIGMA fp の4K cinemaで内部コロナとダイヤモンドリングを狙い、300mmくらいの短焦点で外部コロナをブラケット撮影するのが最適解になりそうです。もちろん、数年以内にはさらに強力なカメラが登場するでしょうから、また状況は変わるでしょうが。
ライブ配信中には、太陽と月の手前を航空機が通過するという瞬間も撮影することができました。戦略爆撃機B-52Hとみられます。グアムのアンダーセン空軍基地の所属でしょう。月や太陽と航空機の組み合わせはそれなりにありますが、部分日食中の太陽のど真ん中をほぼ同じサイズの航空機が通過するのは極めて珍しいと思います。これを見た瞬間、今回のライブ配信は神回になったと思いました。
4K cinemaは撮影前、しょせん800万画素かなとも思っていたのですが、24fpsで12bitRAWを撮影し続けられる時間分解能の暴力はすさまじく、完全にゲームチェンジャーだと思いました。ATMOSのninjaのような外部記録ツールに頼らず、usb-c接続のSSDに書き込めるのも利点です。ただ、たかがカメラ3台だった割に撮影したデータは1TBにもなってしまいました。手元のデスクトップが追い付いてこれなくなっているので、来年は大幅なシステム更新が迫られそうです。
Camera : SIGMA fp 4K cinemaDNG 24fps RAW
Mount : Vixen GPD2
Telescope : Takahashi FOA-60Q with Kenko ND100000 77mm
2019/12/01
2019/11/20
GPD望遠鏡2本同架マウント
久しぶりに日食遠征を計画している。12月26日の金環日食に向けて、GPD赤道儀に望遠鏡を2本載せるマウントをつくった。
1本だけならフォークマウントがいいに決まっているのだが、最近は動画も撮らないといけない流れになりつつある。そこで歴戦のFL102Sに加えて、FOA60Qを入手した。
南北に延びるフォーク部分は全長500mm、厚さ15mmのアルミ製。これを、観測時の太陽の赤緯である23度22分ずらして30mm厚のアルミブロックにマウントする。稼働部がないので大変強固。
今回は昼過ぎから日没までなので、天頂過ぎから水平まで鏡筒を振れればいい。鏡筒を南北に振り分けると東西の可動域は狭くなるが、南北のバランスはよくなるので、軸にかかる負担が減る。
ついでに、観測地の低い緯度に合わせて、高度調整ネジも40mmと短くしてみた。
2019/08/18
秘境の駅と北斗七星
高地と香川を結ぶJR土讃線の坪尻駅(徳島県)は、鉄道マニアに知られた秘境駅。谷底にある駅には車で行けず、もっとも近い民家まで山道を30分登る必要があるという。
台風10号が接近する直前の8月12日、国道32号線沿いの展望台から駅を見下ろした。満月近い月に照らされて、嵐の前の千切れ雲が次々と流れていく。午後9時半過ぎ、岡山発高知行きの南風25号が汽笛を鳴らして通り過ぎて行った。
計2時間ほど撮影して、雲が切れた20分だけ重ね合わせた。ペルセウス座流星群のピークだったものの、月明かりと雲の多さで流れ星は写ってくれなかった。
Nikon Z7 , 14-30mmF4S
2019/8/12 21:33 - 21:53
14mmF5 , ISO400 , 8sec x 150shots
2018/10/27
火星大接近2018
10th Apr - 27th Oct, 2018
Marugame City, Kagawa Pref, JAPAN
Canon EF-S 24mmF2.8 STM (F4、kenko MC PRO SOFTON A)
Canon EOS 60D SEO-SP4 (ISO1600、WB3000K、RAW、30sec)
Vixen GP2 Mount
Full Size mars2018.jpg (2152.4K)
Marugame All Weather Observatory
2017/04/04
ミッドタウン、桜色
2016/01/02
スカイツリーとアンドロメダ
2015/12/30
カノープスとレインボーブリッジ
大空へ駆け上がる翼たちとオリオン座
2015/12/27
SUPER WIDE-HELIAR 15mmF4.5 SL
2015/06/03
D810A test
2014/12/04
はやぶさ2、打ち上げ
2014/11/16
佐賀バルーンフェスタ2014
2014/11/01
肉眼黒点2192
すでに向こう側に行ってしまっていますが、でかい黒点でしたねぇ
2014/10/13
2014/08/20
2014/07/19
火星の衝
左の青い星はおとめ座のスピカ
2014年3月下旬から7月下旬まで、ベランダの軒下にカメラを据え付け、タイマーレリーズで恒星時(23時間56分4秒)ごとに撮影した。晴れた夜の画像の背景の明るさなどを調整して比較明合成。
2014/02/02
2014/01/14
肉眼黒点1944
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2013/10/27
ビクセンVSD100F3.8
ビクセンVSD100F3.8をトナかいのお披露目会@秋葉原UDXで見てきた。ちゃんと会員登録したぜ。
焦点距離380mmF3.8で、645版のイメージサークルをカバーする。スペック的にはFSQ-106ED+645レデューサー。価格はそこまでいかないようだが、まぁそんな感じ。発表は週明けになる。
鏡筒は権利を買い取って技術者も引き取ったペンタックスのそれを再現している。特に15条という細かいピッチのヘリコイドは、645Dをぶら下げていてなお片手でスムーズに回る。これを作れる旋盤が国内に一つしかなく、ペンタックスが望遠鏡をやめてから発注がなくなったので、廃棄になるところだったという。あまりに複雑な機構で、その加工会社の職人さんしか組み立てられないため、分解は厳禁とのこと。ビクセンは「うちじゃ修理できません」。
強度的には欧米市場の冷却CCD+フィルターホイールを想定している。ただまぁ最近の巨大冷却CCDとフィルターホイールはちょっと正気の沙汰ではない大きさなので、そこまでやるんならなにがしかのサポートが必要になるだろう。
驚いたのは、スケアリングの調整装置が付属していること。
上の内側がテーパーになっていて、6カ所のイモネジで締め上げるとひっつく。下の6カ所のイモネジが押しネジで広げる方向に働く。一つ前の画像のように、645Dのような60.2Φのところに直付けするカメラだと下側の面は隠れちゃうけど、もう一つリングをかませた50.8ΦやT42越しのカメラだとリングを付けた状態で押しネジにアクセスできるようになっている。
なので、ライブビューで確認しながらのスケアリング調整が可能だ。
レンズはフラットナー込みで5枚。先日ビクセンが導入したレーザー干渉計によって、レンズはすべて研磨直後にチェックして公差内かどうか(精度が基準値以下か)、その実測値を調べる。なので、「5枚を組み上げたらもうスペック通りのスポットダイヤグラムが出る。もし出でなくても、どのレンズを交換したら修正できるかすぐわかる」という。
3枚玉以上の望遠鏡はこれまで、このレンズの組み合わせが本当に大変で、設計通りの性能を出すには職人技が必要だった。しかし、このやり方だと鏡筒を組む時に職人技がほとんど必要なく、結果的に性能の安定と生産速度の向上が図れる。くそ高え干渉計を入れたのはそういう理由だ。初期ロットの不安定も避けられる。
すでに米国の販売店から結構な発注が入っているようだ。初めは国内向けだけど、それが出荷し終わったらしばらくは海外向けになって、数カ月待ちになりそう。販売開始は11月末。アイソン彗星が生き残ってるかどうかがキモだね。
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2013/10/14
CrystalDiskMark
比較明合成をしようとして、フォトショップCS6のスクリプトで「ファイルをレイヤーとして読み込み」すると、D800Eのjpgデータ300枚ごときを読み込むのに10分くらいかかる。
メンドクセ
タスクマネジャーを見てみると、CPUやメモリは半分くらいしか使っていなくて、SSDの読出しがボトルネックになっているようだ。こうならないためにintel520をRAID0してるのになぁ。
もしかしてちゃんとRAIDされていないのかしら?
あーなるほどねー、まーまーはやいねー
PCI Expressじゃないとだめかもねー
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2013/10/04
陸前高田市立気仙中学校
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大船渡サン・アンドレアス公園展望台
漁港が見下ろせる展望台。らせん状のスロープの手すりは、引き波の方向にゆがんでいる。この日はお盆とあって、公園で花火を楽しんでいる人たちもいた。
ところで、この写真を題材に被写体の上すぼまりの解消について考えてみたい。
星を撮っていると、どうしてもカメラを空に向けるため、真ん中にないビルや塔などは天頂方向に傾いて写る。この塔も、撮って出しだと左に傾いている ↓
これはこれで普通だという意見もあると思う。私も、こうした上すぼまりを解消しようとすることはほとんどない。
なぜなら、シフトレンズを使って「ちゃんと」補正しても、フォトショップでソフト的に補正しても、星の光跡が楕円になってしまって、そっちの方が不自然に見えるからだ。
下がその補正例。画面右のカシオペア座がはみ出しそう。こうした不自然さは北天を写した時に目立つ。北以外の空ならそのまま補正しちゃっていいと思う。
なので、今回はフォトショップの自由変形モードを使って、オリジナル写真を下のように伸ばしてみた。
これは、塔が右側にしかないから使える技だ。画面の左はむしろ傾きがきつくなる。
星の光跡があまり上に広がりすぎず、塔もまっすぐ立たせられた。
とはいえ、こうした補正は反則だとする考えもあるでしょう。私も一部そう思う。でも、こっちの方が「ちゃんと解消する」より、自然と考える。
ま、それを言い出したら、「広角」レンズを使っている限り、星の光跡は円にならずゆがむ。真円にしようとするなら、等距離射影方式の魚眼レンズを使わないといけないんじゃないかな? いまあるんだっけ? シグマと、キヤノンの8-15は等立体角射影方式とのこと。以前はニコンを始め魚眼と言えば等距離だったようだが、いまはよく分からない。
なお、この修正は写真を引き伸ばす方向で変形した。フォトショップは延びた部分の画素を補完するので、3600万画素はそのままだ。縮める方向に変形して切り取る(画素数は減る)のが正解かも知れないけど、最終的にどっちがいいのかは試していない。
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雇用促進住宅陸前高田宿舎
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