現在、大きなイベントやSNSで中国コスプレイヤーのクオリティーの高さに大きな定評があります。美貌はもちろん、キャラを再現するメイク、ウィッグ、衣装や造形などが優れているからです。
そんななか、日本で周知度が上昇している中国コスプレイヤーの先駆けが、世界を股にかけて活躍する「小柔SeeU(シャオロウシュウ)」さんです。
Xフォロワー約132万、Instagramフォロワー約246万、Weiboフォロワー約455万、小紅書(RED)フォロワー約196万、Facebookフォロワー約60万、Tiktokフォロワー約455万……。ざっと計算すると、SNSで約1,544万ものフォロワーを持つというのだから驚きです。
特に動画での投稿頻度が高く、クオリティーの高いコスプレでアイディアが光るショート動画は何度もループして見たくなる中毒性があります。また、実はコスプレに限らず、漢服やロリータ服などのファッションモデルとしても活躍しています。
これまで中国に留まらず、世界各地のイベントで活躍してきた彼女ですが、近年は日本のイベントに参加する頻度が下がってしまい、なかなかお目にかかることができません。また日本で会える日に備えて、「小柔SeeU」さんの近況を知りたい・・・そんな思いから、今回、インタビューをさせて頂きました。
◆2024年コスプレしたのは70~80キャラ
――2024年中、ご自身が気に入ったアニメやゲームは何ですか?
小柔SeeU:2024年に観た作品の中では、『アーケイン』シーズン2と『夏目友人帳』第七期が特にお気に入りです。ゲームはあまりプレイする時間がなかったのですが、『黒神話:悟空』をとてもプレイしてみたいと思っています。
――2024年にどれくらいのコスプレをしましたか?
小柔SeeU:ここ2年はオンラインでの仕事が忙しく、休みの日は家族と過ごす時間を大切にしていたため、オフラインのイベントにはほとんど参加していません。ただ、演じたキャラクターの数で言えば、2024年は合計で70~80キャラクターを撮影しました。
――ご自身にとって2024年はどのような年でしたか? 何か変化はありましたか?
小柔SeeU:2024年は私にとってとても充実した年でした。好きなアニメやゲームのキャラクターをたくさん撮影し、私のコスプレ作品を通じて多くの友人が私の好きな作品を知ってくれたのも嬉しかったです。
一方で、非常に忙しい一年でもありました。動画コンテンツの制作では、衣装や道具の準備、撮影の方向性の構想、ロケ地選び、撮影、そして編集など、準備から完成までに多くの時間を費やしました。そのため、撮影したキャラクターは限られていても、ほぼ毎日関連する準備や編集作業に追われていた感覚です。
――ご自身が2024年に最も気に入ったコスプレ作品を教えてください。
小柔SeeU:どのキャラクターもとても気に入っています!皆さんは2024年に私が撮影したキャラクターの中で、どれが一番好きだったか教えていただけますか?
◆クオリティーの高い動画は、入念な準備と膨大な撮影素材から生まれる
――コスプレのクオリティやダンスのアイデアの秘訣は何ですか?
小柔SeeU:特別な秘訣というものはありません。実際、1本の動画はたった数十秒ですが、撮影のプロセス全体を考えると、メイク時間を含めて8~12時間かかることもあります。それだけ時間をかけた撮影素材の中から、ベストなものを選んで編集しています。参考までに、2024年に撮影した素材は合計17,449本、ストレージの容量は5TBに達しました。皆さんがご覧いただいている内容は、膨大な素材の中から厳選したものなのです。
――2025年にどのようなコスプレを試したいですか?
小柔SeeU:2025年は、中国のクラシックなアニメ作品のキャラクターに挑戦する予定です。たとえば、『ひょうたん童子』、『ナーザの大暴れ』、『天書奇譚』などを考えています。
画像提供:小柔SeeU(X:@seeu_cosplay、Instagram:seeuxiaorou、TikTok:xiaorouseeu1231)