『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』などで知られる任天堂のゲームクリエイター宮本茂氏はLAタイムズのインタビューに対し、「個人的に興味があるものをみつけること」がゲームデザイナーに大切だとアドバイスしています。
「個人的に興味があるものをみつけること、それらの楽しい側面をゲームに応用することはとても大切です。僕が最初に子犬を飼った時にトレーニングクラスへ連れていったんですが、ここは犬を訓練する場所じゃなくて、犬がどう振る舞うかを飼い主に教える場所なんだって分かって、とても面白いと思ったんです。結果、僕は犬好きの友達を沢山作ることができ、犬のための諸々を買うのにペットショップへ行くようになりました。それから、ペットショップにいるような人が遊べるゲームを作ると面白いと思ったんです」
現実で面白いこととゲームをリンクさせるのは流石「宮本流」。
『ピクミン』は庭のアリを見て思いついたといいますし、『Wii Fit』はそのまま体重計から発想されたといいます。「何気ない日常からいかに面白いことを探し出すか」という観察眼とゲームに結びつける発想力こそが「宮本流」の極意かも知れませんね。