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Web標準の日々レポート 「一緒につくろう! XHTML+CSSガイドライン」 益子貴寛さん
概要
益子さんのセッションは大人気で、当初の予定を変更して、二部屋をブチ抜いて行われる事になりました。
内容はXHTML+CSSのガイドラインを、みんなで作っていこう! というものでした。
スライドを中心に進んでいく形式だったので、セッションを受けていない人も、公開されるスライドを見ればかなり理解できると思います(スライドはもう公開されてるんでしたっけ? 現在探し中です。)
なので、この記事では僕がメモした内容を整理して公開しています。
ガイドラインを作る目的
- 仕事を楽にする事が大切
- 無理無駄ムラを解消する
- クオリティの保障
- ノウハウの共有
- スキルの均一化
- 製作側と運用側の引継ぎをスムーズにする
ガイドラインを作る際の注意点
- あんまりキツく決めすぎないように
- 人間的な作業なので、モチベーションが大事
- ガイドラインはVer,UPする物。 作って終わりでは無い
- 更新履歴や改変者を残す
- 変更点などは、MLで共有する
- 意見は、立場や実力に関係なく、広く受け付ける
- 即座に反映できない意見も、今後の材料として取っておく
ガイドラインを作る際の手順
- (製作側がクライアント側に提案する場合は)キーパーソンの存在を確認する(決定権を持つ人)
- スタッフのスキルの確認
- 現状のガイドラインを把握する
XHTMLのガイドラインで書く内容の一例
- XML宣言の有無
- どの文書型か
- 最低でも仕様書の「Must」レベルは守る など
- link要素のrel属性の指定先
- noscript要素はhead要素内ではなくbody要素内に記述する とか
- dl要素の拡大解釈の範囲
- headerやcontainerなど、ラップ要素の名称を統一
CSSのガイドラインで書く内容の一例
- CSSのバージョン
- プロパティの降順
- ショートハンドを許すプロパティ
- デフォルトスタイルのリセット手法
その他
- CSS2.1が、今から大幅に変更されるという事は考えにくい。 バリデータも2.1に対応している
- Firefoxで確認してからIEで確認するのはよいが、変則的な組み方の場合は早めにIEでも確認しておくとよい
- ガイドラインを作りはじめると、楽しくなってきてどんどん決め事を増やしてしまう事があるが、やりすぎない事が大事