人生相談にも乗ってくれるかな?
iPhoneのSiri(シリ)や、Amazonのアレクサなど、音声アシスタントの存在が当たり前のいま、メルセデス・ベンツにも「MBUX(Mercedes Benz User Experience)」が搭載されています。
「ハイ、メルセデス」で起動し、ちょっと前までOpenAI のチャットボットAI「ChatGPT」を組み込むβテストを行っていました。
AIの力でコンシェルジュのように
それがこのたび、全世界で走る300万台以上のベンツに、ChatGPTを搭載する無料アップデートが実施されました。
他にもマイクロソフトの言語モデル「Azure OpenAI Service」および、同社の検索エンジン、Bingとも連携。
より自然な会話ができ、走行中に晩ごはんや近所の観光名所の提案、科学、健康、歴史などいろんな質問に答えられるようになりました。
もともと優秀なアシスタントだったが
1年前の状態でこんな会話ができていまいしたが、ChatGPTと検索機能の統合でより、人間に近いやり取りが可能になったのです。
A few months ago, a beta programme of #ChatGPT in MBUX-equipped Mercedes-Benz vehicles in the U.S. was launched and adds AI-generated responses to the in-car MBUX Voice Assistant “Hey Mercedes”. Take a look at it with Alexander Hiliger v. Thile at MBRDNA in Sunnyvale, California. pic.twitter.com/1cugHogAF8
— Mercedes-Benz (@MercedesBenz) November 14, 2023
AIから質問してくる場合も
ユーザーの質問が曖昧でも、AIが意図を汲んで質問を返し、内容を明確にします。
また最長1時間までにした会話の内容は記憶されているので、後から追加の質問をしても自然な返答があるのだそうです。
「MBUX」を起動するには「ヘイ、メルセデス」と呼びかけるか、ハンドルにあるボタンを押します。
孤独な車内の話し相手
自動車相手にお喋りができるなんて、ドラマ『ナイトライダー』そのものです。
眠気覚ましにしりとりでもしてくれりゃ十分って気がしますが、それ以上に便利なのは嬉しいですね。
Source: X, Mercedes-Benz via HYPEBEAST, Microsoft