4/11リリース「Windows 10 Creators Update」誰も使わない素晴らしい新機能たち

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4/11リリース「Windows 10 Creators Update」誰も使わない素晴らしい新機能たち

1回楽しめればそれでいいじゃない。

4月11日、地球上のすべてのWindows 10ユーザーを対象に「Windows 10 Creators Update」が提供開始されます。今回のメジャーアップデートは、2015年にWindows 10をリリースしてから3回目となり、昨年のWindows 10 Anniversary Updateなど、その都度、大胆に新機能が搭載されてきました。

Creators Updateから始まる新しい「Game Mode」は、バックグラウンドアプリケーションを合理化して、ゲームアプリの速度を向上させるとマイクロソフトはアピールしています。またプライバシーの設定もより簡単になりました。

そして素晴らしいし便利かもしれないけれど、「みんなこれ本当に使う?」的な新機能も豊富に搭載。今回はそのうちの一部を紹介します!

何にでも「描ける」ように

Windows 10 Creators Update 1

Surfaceや2in1 PCでできて、Macbookでできないことのひとつは、スクリーンに直接「何かを描く」ことです。

前回のWindows 10 Anniversary Updateで実装された手書き機能の「Windows Ink」がさらにパワーアップ、地図や写真、動画に直接書き込みができるようになりました(ただしWindowsの内蔵アプリのみ)。Microsoft Edgeブラウザで表示したWebページや、Wordに直接書き込みすることも可能です。

例えば…友達とセルフィーした動画にヒゲを描いてみたり? 地図に手書きで補足して、印刷して親に渡したり?できるようになりますよ。

Windowsから電子書籍が購入可能に、Microsoft Edgeで閲覧可能に

「特別な事情で未だに電子書籍を利用していなくて、これから電子書籍で本を読んでみたい、さらにWindowsで読めるんだったら便利なのに」という奇特な方に朗報です。Microsoft Edgeブラウザで、ePubファイル形式の電子書籍が読めるようになり、Windowsストアから電子書籍を購入できるようになります(ただし今のところ米国のみですけどね)。

ペイントが3D対応に

Windows 10 Creators Update 2

誰もが一度は使ったことがあるであろう、大昔から存在するWindowsの「ペイント」アプリ。ペイントを使って幼稚園児みたいなお絵かきをしたこと、ありますよね。そんなお絵かきがそのまま3Dになります。「Paint 3D」で1クリックで2Dイメージを3Dオブジェクトに変換できるようになってすごい!

Windows 10 Creators Updateの名前通り、このクリエイティブな機能は今回のアップデートの目玉でもあります。PCの使い方が定まってる方は、この機能はきっと1回試して楽しんで終わり…になりそうなものですが、子供のクリエイティビティを育てるための知育目的に良いかもしれません。

Microsoft Edgeはより「使える」ブラウザに進化

Windows 10 Creators Update 3

今回のアップデートで、Microsoft Edgeブラウザも大きく進歩しました。例えば、4K画質でNetflixを見られるように。これができるブラウザは、今のところEdge一択です。

また、Edgeのタブにビジュアルプレビューサムネイルを追加、クリックすることなくタブ内のコンテンツを把握することができます。さらに開いているタブをストックする機能が追加され、一旦開いているタブを別の場所にまとめて置いておくことができるようになりました。複数のタブを開いてよく見失ってしまいがちな人に便利な機能です(これらの機能はChromeやFirefoxの拡張機能でも実装できるんですが)。

ゲームの生配信が、高画質&時間のズレほとんどなしでできるように(でも誰も見ていない)

去年マイクロソフトは、TwitchやYouTubeのような巨大企業と競合する、ゲーム実況のためのライブストリーム・プラットフォーム「Beam」を買収しました。その機能が直接Windowsに組み込まれ、デスクトップからシームレスに配信できるようになります。テストでは、グラフィックのパフォーマンスを低下させることなくビデオゲームをストリーミングすることができました(TwitchやYouTubeでは劣化しがち)。

また、Beamはレイテンシ(遅延時間)を大幅にカットするので、視聴者はほぼリアルタイムでライブストリーミングを閲覧することができるのは素晴らしい。

でもBeamは見ている人がいないと何も意味がありません。例えば、昨晩のMinecraftのライブストリームを見ていたBeamユーザーは716人、一方Twitchは4,787人でした。せっかくの高画質でリアルタイムの中継を配信できても、誰にも見てもらえない悲しさと戦わなくてはいけません。

3D、VR、MRにも対応! Windows 10大型アップデート「Creators Update」機能まとめ

image: Anton Watman / Shutterstock.com, Gizmodo US
source: Microsoft

Alex Cranz - Gizmodo US[原文
(mayumine)