300年越しの邂逅。
1997年に打ち上げられ、現在もなおミッション継続中の土星探査機、カッシーニ。今後は第9惑星の探索をするのではないか、という噂もある、現役バリバリの探査機です。
そのカッシーニが昨年10月頃に捉えた写真がこちら。土星の衛星である、レアとテティスが並ぶ美しい姿です。
この写真は、テティスから約36万km(地球月間が約38万km)の地点で撮影されました。左がテティスで右がレアですが、実際にはレアのほうが大きな衛星です。
その大きさから計算して、レアは、1ピクセルにつき7km。テテュスは、1ピクセルにつき9kmに換算されます。
ちなみにこの2つの衛星は、共に17世紀の天文学者、ジョヴァンニ・カッシーニによって発見されたもので、300年以上を経た現在、彼の名前にちなんで名付けられた探査機によって写真が撮影されるという、なんともロマンチックなお話でした。
image by NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
source: NASA
Andrew Liptak - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)