今回もたくさんのワクワクが発表された、Google I/O 2015。リアルタイムでもご紹介しましたが、その中のひとつの「Google Now on Tap」は、検索の巨人・グーグルらしい、エンターテイメントへの新しいアプローチとも言える内容でした。
特徴を簡単にまとめると、ホームボタンの長押しだけで、ユーザが今どこで何をしているのかを解析し、もっとも必要とされる情報を提供する、という感じ。従来のGoogle Nowは場所でユーザを判定していましたが、それにさらに利用アプリや文章解析が深く加わったものと言えます。
とはいえ、何が楽しいのか、どんな風に便利になるのかって、なかなか想像しにくいですよね。今回は具体例を挙げながら、その使い方をご紹介いたします。これ、想像以上に強烈ですよ。
たとえば、メールで友人から「ピッチ・パーフェクト観に行こうよ」なんていうお誘いが届いたとします。あなたが「ピッチ・パーフェクトってなんだっけ?」なんて思っても大丈夫。ホームボタンを長押しすれば、それが映画の名前だとわかっているGoogle Nowが、予告編をYouTubeから拾ってきたり、チケット購入アプリを自動で起動させるんです。
同じように、「週末はCoit Tower行かない?」なんてメッセージが届いたら、またまたホームボタン長押し。
たとえばトリップアドバイザーが起動して、必要な情報は全部手に入っちゃいます。
別の例。スマホで何となく聞いていた曲が気になった時、ホームボタン長押しで音声検索が起動。
「これ歌ってるの誰?」って問いかければ……
歌手名のみならず、ご丁寧にバンド名まで表示してくれます。今度はインスタグラムで写真を見ています。なんだか楽しそうな場所だなぁ。
もう指が勝手にホームボタンへ。タグ付けされた地名が表示されます。
「この辺りの写真、もっと見たい」で、たとえそこがどこだかわからなくても、画像検索でゴロゴロ出てきちゃうんです。
もちろん、まだ開発中ですのでこの通りになるとは限りません。でも、ちょっと想像しただけでも本当にワクワクしますよね。ますますスマホ依存が進みそうではありますが……
Brent Rose - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)