着実に進化してます。
単なるメモアプリとしてくくれないほど多機能なマイクロソフトの「One Note」。ここ数年でiOS版やAndroid版、Mac版やWeb版も用意され、マルチプラットフォームでの利用が可能になりました。さらにはサービス内容も充実し、Webクリッパーの利用やOne Drive経由での同期ができるので、よくEvernoteとも比較されるようになりましたね。Surface版ではOne Noteがシステムに統合されたことで手書きメモが利用できて使いやすかったのですが、それが今回やっとiPadにもやってきました。新たにOCR機能と、手書きメモにやっと対応してくれたのです。
まずOCR機能ですが、ノートブック内に保存された画像から自動で文字データを抽出してくれるというもの。ただ、現在対応言語が英数字のみで、日本語は非対応のため要注意。日本での活躍の場面はちょっと限られてしまいそうです。
そして手書きメモですが、これは今更ですよね。一応普通のペン・蛍光ペン・色ペン・消しゴムといった基本的な機能は搭載されています。そして最近の手書き入力アプリでは標準機能となってきていると言える「パームリジェクション」を搭載。利き手とペンの持ち方を選択することで、ペン先以外の部分が当たっても入力されないようにするこの機能は、最近の手書き入力系アプリでは必須ですね。
One Note使いのiPadユーザーにとっては待ちわびたアップデートだったのではないでしょうか。特に手書きメモに関してはこれぞタブレットの醍醐味とも言える機能。普段使っているノートブックの中身が、一気にハイクオリティに進化してくれそうです。
source: GIGAOM , Officeblogs
(小山和之)