なんか、不思議な感じ。
Windows 10はパソコンだけでなくタブレットやスマートフォンでも動作するわけですが、Windowsがスマートフォンで動作する…っていわれてもちょっと想像がつきませんよね。今回のイベントでは、Windows 10がスマホ上でどんなふうに動くのか実際にデモンストレーションされたので、ここで紹介したいと思います。ホームスクリーンにタイル状のアプリが表示されているのは、Windows Phone 8.1とあまり違いはありません。
動くキーボード! いきなり新OSは一味違うことをみせつけてくれます。
また、スマートフォンで動くWindows 10ではデスクトップ用のアプリケーションがそのまま動作します。ま、小さな画面に合わせたちょこちょこっとした調整は必要なようですが。
例えばワード・エクセル・パワーポイントみたいなアプリもWindows 10搭載のスマートフォン上で動作しますし、オフィスアプリでお馴染みのリボンも少し調整されて搭載されています。PCやクラウド上で最近編集したドキュメントのリストを表示させることも可能です。
そうそう、スマホとタブレット向けのワード・エクセル・パワーポイントは無料です。やったね!
もちろんOutlookやカレンダーアプリもユニバーサル! PCとのシンク機能にも対応です。
このユニバーサルアプリの恩恵はありとあらゆるアプリに及んでいます。たとえば、写真アプリではデスクトップとモバイルで画像を同期できるし、地図アプリならデスクトップで調べた道順をそのままスマートフォンで閲覧できるんです。また、パーソナルアシスタント機能の「Cortana」が車を止めた場所を教えてくれる、なんて小技もあります。音楽アプリではOneDriveのクラウド上に楽曲をアップロードし、Google Musicみたいなことをすることも可能です。
これまでWindows Phoneプラットフォームは「アプリ不足」という問題に長らく悩まされてきましたが、デスクトップアプリがスマートフォンでも動作する「クロスプラットフォーム設計」のお陰で、この問題が解決されるかもしれません。
Windows 10のモバイルバージョンは8インチ以下のモバイルデバイス向け、数ヶ月以内に内部向けにプレビュー版が配布される予定です。Windows Phone 8.1からのアップグレードは無料。なんだか、Windows 10搭載スマートフォンに大きな可能性を感じますよ。
Eric Limer - Gizmodo US[原文]
(塚本直樹)