ハッカーが出したソニーへの要求は、映画「ザ・インタビュー」の公開中止

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ハッカーが出したソニーへの要求は、映画「ザ・インタビュー」の公開中止

一体、いつ収束を見るのでしょうか?

先週発生した、史上最悪レヴェルのソニーピクチャーズへのハッキング事件はいまだに尾を引いています。ウォールストリートジャーナルよると、「GOP(Guardians of Peace=平和の守護者達)」と名乗るグループが、ソニーのサーバから入手したとするデータをリークさせたそうです。そして彼らの要求は、映画「ザ・インタビュー」の公開中止なのだとか。

この映画はソニーピクチャーズが製作したもので、ジェームズ・フランコとセス・ローガンが主演。北朝鮮総書記の金正恩のインタビューに向かう2人が、総書記を暗殺する使命を負わされてしまうコメディー映画。もしこの犯行声明が本当にハッカーのものならば、犯人は彼らの総書記をネタにした映画に怒る北朝鮮人だという説が有力になりますが、事態はもう少し複雑なようです。

北朝鮮は何度もハッキングは行っていないと発表しています。いくつかの証拠によれば攻撃は朝鮮半島のどこかから来たことになっていますが、ハッキング自体はバンコクのホテルから行われたとする証拠も存在します。更に、現在誰がGOPとして投稿しているのかも疑問です。というのも、月曜日の彼らの投稿によれば、金曜日にソニーピクチャーズの従業員に送られた脅迫メールは、本物のGOPによるものではないそうなのです。

誰なのかはともかく、最新のメッセージは更に脅迫めいています。

我々は既にソニーの重役達に要求を明確に伝えてあるが、彼らはそれを拒否した。要求に答えずとも、犯人が判明すれば大丈夫だと思っているのだろう。

改めて警告する。我々から逃れたければこちらの要求通りにせよ。テロリズムを助長し、地域の平和を破壊し戦争を喚起させる映画の公開を即座に中止せよ!

また、このメッセージは数ギガ相当のデータへのリンクを含んでいます。もしこのデータが本当にソニーピクチャーズのサーバからであるなら、この史上最悪なハッキングを更に深刻なものにするでしょう。

source: WSJ

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

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