Facebookもニュースも見やすく、これひとつで。
半年以上前からの噂通り、Facebookが新iPhoneアプリPaperを発表しました。
2月3日に米国App Storeで公開予定のPaperは、噂では単なるリーディングアプリかと思われていましたが、実際はそれ以上のものになりそうです。ニュースだけじゃなく、我々が日々Facebookで見ている友達のポストも一体となって、画像主体のきれいなパッケージにしてくれてます。
記事の見え方は既存のFacebookアプリとは全く違っていて、画面は横にスクロールします。ポスト入力用にWYSIWYG(投稿後と同じ見え方で入力できる)エディタがあり、ニュースリーダーも入っていて、想定内ですが、Flipboardによく似てます。
ハンズオンしたVergeによると、Paperはデザインリッチでありながら反応も早く、アプリ内のナビゲーションは基本的に全てジェスチャー操作になります。大きな写真を見るときにiPhoneを傾けるとパンできたり、オブジェクトがきれいにフェードイン/アウトしたり、ニュース記事がTwitterみたいなカードで出てきたりと、細かい仕掛けが詰まってます。
Facebook内のコンテンツもニュース記事も、メインのカバー写真を中心に据えて、小さなカードを下の方に表示させ、それらをひとつずつブラウズできるようになってます。ひとつひとつの情報をあえてゆっくり消化させようとしているようにも見えますね。
ニュースリーダーのセクションでは、カードをスワイプすると出元のサイトに飛べるんですが、それはつまりオフラインでは見られないってことです。それから、RSSリーダーみたいに自分の好きなサイトを情報源として追加することはできません。代わりに、Facebookのコンテンツスペシャリストがピックアップした情報源からニュースが表示されることになります。みんながそれを良しとするかどうかはわかりませんが、自分自身でいろんな情報源を整備してない人には便利かもしれません。
全体的に、これで既存のFacebookのメインアプリを代替できそうです。Vergeでは既存アプリよりPaperの方が「much, much better」と高評価していて、みんなこっちに移行するんじゃないかという勢いです。ただ残念ながら、日本での公開についてはまだあるかどうかもわかっていません。
Jamie Condliffe(原文/miho)