いよいよ新型Nexus 7の登場か?
グーグルは米国時間の24日にサンフランシスコでメディア向けイベントを開催します。出席するのはAndroidやChrome担当の上級副社長スンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)。今回のイベントでGoogle I/Oでは発表されなかった新Nexus 7がついにお披露目されるのでしょうか?
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日本時間午前1時開始予定のGoogleプレスイベント、すでに記者は集まっていて、「Breakfast with Sundar Pichai」のイベントタイトル通り、本当に朝ごはんを振る舞われています。
ーー美味しそうですね…。
始まりました。(01:07)
ーースンダール・ピチャイ上級副社長登場。
ユーザーはスマートフォン、タブレット、コンピューター、TVなど様々な機器を使いこなしています。
我々にはAndroidとChromeというふたつのプラットフォームがあります。それぞれ完全にオープン。それぞれあらゆるデバイス横断にソリューションがあります。
今日はふたつのことをお話します。 Androidのデバイスがひとつ。 もうひとつがChromeのデバイス。
Androidから始めましょう。Androidでのタブレットのアクティベーションは1000万を超え、2013年には7000万台に届く勢い。Google Playも大きく成長いています。1年前には、200億ダウンロードがありましたが、今その数は500億を超えています。
ユーザーひとりあたりの売上は、この1年で2.5倍に。
ーーNexus 7登場。ヒューゴ・バラ氏がステージを引き継ぎます。
Nexus 7の特徴はふたつあります。ひとつは、すごく持ち運びやすいってこと。ふたつめはパワフルだってことです。そして、価格の手頃さ。読書にもWeb閲覧にも、ゲームにも最適です。Nexus 7があればどんな情報どこでも手に入り、グーグルの力が手の中にあるようなもの。
Nexus 7は素晴らしいヒットになりました。そして今回その後継を発表します。 Asusと共につくった新しいNexus 7です。
ーーバラ氏、Nexus 7をみんなに提示。会場拍手。
この新しいNexus 7は、オリジナルのNexus 7がうまくいった点を忠実に踏襲しています。ポータビリティ、パワー、そしてグーグルの力。
まず、以前より持ち運びやすく、快適にしました。初代より約2mm薄くなりました。横のベゼルも両サイドで各2.7mm薄く。つまり、合計6mm近く幅も狭くなっています。 重量も50g軽量に。手に取ればすぐにわかる軽さ。カバンやジャケットに入れるのも快適です。デザインでは、黒 on 黒と、ソフトなタッチにこだわりました。そしてくっきりしたディスプレイが非常に重要です。
Nexus 7のディスプレイは初代と同じ7インチですが、ピクセル数は大きく違います。1920 x 1200で真のHDに。これで、7インチタブレットとしては最高解像度になりました。ピクセル密度は216PPIから323PPIに一気に向上。 テキストもシャープ、動画もネイティブの1080p HD動画で見られます。
色のレンジも30%ワイドになりました。音声もデュアルステレオスピーカーで良質に。
さらにバーチャルサラウンド技術を導入し、まるで5.1chスピーカーで聴いているかのよう。背面カメラは5メガピクセル、前面カメラは1.2メガピクセル。
RAMは2倍の2GB。これでアプリももっと立ち上げられます。HDMI出力、NFC対応、ワイヤレス充電機能搭載。バッテリー容量も大きくなり、HD動画なら9時間、Web閲覧なら10時間可能。
次にソフトウェアの話をしましょう。Nexus 7はAndroid 4.3搭載の初のハードウェアになります。以下、Android 4.3をご紹介します。
タブレットは共有して使うことが多いもの。Android 4.2ではマルチユーザーサポートを加えましたさらにAndroid 4.3では、制限付きプロフィールを追加しました。これにより、ユーザーごとにコンテンツやアプリへのアクセスをコントロールできます。たとえば、親御さんがお子さんのコンテンツへのアクセスを制限するといったことです。
さらに、Bluetooth Smartを導入。 Androidフォンやタブレットを、低電力のデバイス、たとえばフィットネスセンサーなどと接続できます。
ーー心拍数計との接続のデモ。心拍数計着けたジェイさん(動いてないのに心拍数が138と緊張気味)がジャンプして、つながってるところを見せてます。あっ、心拍数が155になっちゃいました!
Open GL ES 3.0をサポート。Androidはこの標準をサポートする最初のプラットフォームになります。ゲームデベロッパーにとっては非常に重要。フォトリアルなゲーム作りが可能になります。
ーーゲームデモ開始
まずは日本のシリコンスタジオ作のもの。金属のリングや石、大理石のテーブルなどの反射が美しく映しだされています。
次はUnityによる『Chase』。複雑な3Dオブジェクトの影が、そのオブジェクト自体にもかかっています。 非常にフォトリアル。さらに表面のテクスチャーにも今まで以上のディテールが加えられます。キャラクターの肌の質感も細かく表現され、レンズフレアの再現も可能です。
そして新たなDRM API。このDRMではNetflixと提携しています。このDRM APIを使った新たなNetflixアプリが今週月曜日からダウンロード可能になっています。Nexus 7はこれをサポートする初のデバイスとなります。
Android 4.3のアップデートは今日から初代Nexus 7とNexus 4、Nexus 10、GALAXY Nexusにプッシュしていきます。GALAXY S4とHTC OneのGoogle Editionでも近日中にアップデートが受けられます。
ーー次は新たなGoogleアプリの紹介。
Google Driveアプリでは中身を見やすいサムネイル表示。よく使う項目へのショートカットを追加。スプレッドシートもNexus 7では使いやすいです。編集しても他のデバイスとシンクされます。
次に最新のChromeをご紹介します。高解像度なのでWeb閲覧も見やすくなりました。翻訳機能も追加しました。
次はGoogle Maps。「Explore」機能で、飲食、ショップなどのお店を見つけられます。 たとえば「Eat」なら5カテゴリーに分かれた飲食店が高評価のものから見られます。
Nexus 7ではHangoutsもオススメ。ビデオ通話中にスクリーンを共有するなど、リアルタイムで文書を共有しつつ編集していけます。
つぎはGoogle Playについて。あらゆるアプリはNexus 7のディスプレイで美しく見えます。
タブレット用アプリは「Designed For Tablets」としてトップに表示されるようになり、特に上位の50アプリを抽出して紹介しています。勿論ゲームカテゴリも急増中。
Google I/Oで発表した、Google Play Game Servicesではその後2ヵ月ほどで100を超えるゲームがすでに作られており、百万人単位のユーザーが使っています。僕たちは、ユーザーのゲームと友達をつなぐハブとして、Google Play Gamesを作りました。
Google Play Gamesアプリでは、自分がプレイしているゲームのアチーブメントや、自分の順位などを確認できます。さらに友達がプレイしているゲームをチェックしたりも。このアプリは今日からダウンロードできます。
ちなみに新しいNexus 7にはプレインストールされています。 Nexus 7がいかにゲームに適しているか、実際のゲームで見てみましょう。
まずは『Reptide GP2』。 3Dで水が表現されています。ゲームプレイも非常に反応が良いです。友達とリアルタイムで一緒にプレイしたり、クラウドセーブも可能です。 Reptide GP2は今日からGoogle Playでダウンロード可能です。
次は『Prince of Persia』。タッチとジェスチャー操作に対応し、コンバットシステムが完全に一新されました。タッチとジェスチャー操作に対応し、コンバットシステムが完全に一新されました。3Dのグラフィックス、影の表現、リアルタイムの変化など素晴らしいのがわかります。こちらは明日からGoogle Playで公開になります。
3つ目は『Asphalt 8 Aireborne』。 Open GL ES 3.0を最大限生かし、ディテールの表現が素晴らしいです。道路の路面や周辺の土の質感も伝わってきます。こちらは8月2日公開。これらはGoogle Play Game Servicesを使っているので、マルチプレイやリーダーボードの利用も可能です。
Nexus 7はゲームだけじゃなく、読書にも適しています。そこで新たなカテゴリ、Textbooksを作りました。重い教科書を持ち歩かなくてもいいし、さらに検索やハイライト、メモ取りといったこともNexus 7で可能です。ナイトモードなら、深夜に読んでもルームメイトに迷惑かけません。大手5社のテキストをすべて収録します。教科書は買うだけじゃなく、最大80%のディスカウントで6ヵ月間借りる事も可能。
新Nexus 7は3モデル。16GB Wi-Fiモデルが229ドル(約2万3000円)、32GB Wi-Fiモデルが269ドル(約2万7000円)、32GB LTEモデルが349ドル(約3万5000円)です。
Google Playでの発売は7月30日ですが、米国の他の小売店でもその前から予約可能になっています。LTEモデルはT-Mobile、AT&T、Verizonから。ちなみにLTEモデルは近日中に発売します。米国以外では7月30日以降、日本を含む8ヵ国でも発売されます。
Nexus 7については、次のビデオで締めたいと思います。
ーーピチャイ氏再登場。
ユーザーはいろんなコンテンツを使っていますが、特にオンラインビデオが使われています。どれくらいかと言うと、毎月2000億以上の動画が見られており、そのうちNetflixとYouTubeだけでほぼ半分を占めています。
そして去年だけで、スマートフォンやタブレットでの動画閲覧が2.7倍になっています。ただしこれは主にコンピューティングデバイス上での変化です。TVはどこの家庭にもあり、もっとも没入感がありますが、そこにオンライン動画を載せるのは難しいことです。
我々はChromeでこれを改善しようとしています。Chromeはスクリーン横断で動くように作られているからです。
ーーChrome担当者登場。
TVでのオンライン動画の難しさは、まずTVをインターネットにつなぐことにあります。
極力セットアップ時間を短く、簡単にすること。ユーザーが新しいことを覚えなくても済むこと。プラットフォームやデバイス横断で使えること。 これらを重視しています。そのための新たなデバイスをこれから紹介します。
Chromecast。オンラインエンタテインメントをTVで楽しむためのデバイスです。小さいです。2インチ(約5cm)しかありません。でもここでは、シンプルなバージョンのChromeOSが動いています。これをTVのHDMI入力に挿しこむだけでOKです。
ChromecastをTVに差し込んだら、いつも使っているスマートフォンやタブレットやラップトップのYouTubeなりのアプリで動画を見ます。すると「Cast」ボタンがUIに表示されます。それを押せばTVで動画が見られるという仕組みです。裏側で、クラウドからTVに動画が送られます。
実際にデモしてみます。
ここにあるのはTVとNexus 4。Nexus 4で、お気に入りの動画を開きます。アプリの上の方に、Castボタンが表示されています。これを押せば別のデバイスに動画を送れるんです。TVを見てみましょう。ほら、HDで動画が映し出されました。シンプルにボタンを押すだけなんです。
スマートフォンのボリュームコントロールでTVの音量も調節できます。さらに、TVである動画を映しつつスマートフォンでは別の動画を探す、なんてときは、今映してる動画を「TVキュー」に入れればOK。「TVキュー」もUI上にボタン表示されるので、それを押すだけです。
このTVキューにはいくつか動画を入れておけます。さらに、TVでは動画を表示しつつスマートフォンではメールを読むなんてのも可能です。スリープモードでも動画は流れ続けます。
ただ、みんながAndroidフォンを持ってるわけじゃありません。なので、iPhoneのYouTubeアプリからもChromecastが使えるようにしました。これと同じようなシンプルさを他のコンテンツでも可能にしたいです。ここでiPhoneのNetflixアプリを見てみましょう。
NetflixアプリでもCastボタンが表示されました。これでTVに動画を送ってみます。
妻のiPhoneで見始めたNetflix動画を、自分のNexus 7で引き継いでコントロールすることもできます。デバイスに縛られることはもうありません。
Google Play MoviesをTVで見るのももちろん簡単です。さらに動画だけじゃなく、音楽も同じように楽しめます。Google Play Musicアプリを見てみましょう。
TVでスマートフォン上の音楽が聴けました。さらにPandoraの音楽もTVで聴けます。
ラップトップでもやってみます。パソコンのYouTubeのUIでもCastボタンが表示されるので、それを押すだけでTVで動画が見られます。Web上には動画と音楽以外のコンテンツもあります。
これはベータ版ですが、パソコンにある写真をTVで見ることもできます。
これで、Vimeoの動画もTVで見られます。この機能は、Chrome OSベースじゃないパソコンでも使えます。我々はWindows、Macのほとんどでこれが使えるのを確認しました。
このあとはデベロッパーについて話します。
今お見せしたYouTubeなどはGoogle Cast SDKを使っています。Google Cast SDKは、モバイルやWebアプリをTVでも見られるようにするための開発用ツールです。デベロッパーはTV用に新たなアプリを作るのではなく、既存のアプリにいくつか変更を加えるだけでOKです。
今日、Google Cast SDKのデベロッパープレビュー版を公開します。Android、iOS、Chromeの3プラットフォーム向けです。
Chromecastについてまとめると、YoutubeやNetflixといった動画や音楽をTVで楽しめる、操作はリモコンなしで今使っているスマートフォンやタブレットやラップトップから可能、AndroidだけでなくiOSも含めてプラットフォーム横断、ということになります。
Chromecastは35ドル(約3500円)。「これなら家中のTVにくっつけられる価格」にしました。Chromecastは米国内では今日から、Amazon.com、Bestbuy.com、Google Playで購入できます。今後他の国に販路を拡大していきます。
7月28日からはBestBuyで店舗販売も開始。さらに今なら、Chromecastを買うとNetflixが3ヵ月間無料になります。
最後に、Chromecastの動画をご覧ください。
これでリアルタイム更新は終了です。フォローしてくださった皆さん、ありがとうございました!
[Google Press Event - 7/24/13 - YouTube、ars technica]
(miho)