「冬って寒いよねー。天気悪いよねー」とボヤいている読者のみなさん、冒頭写真のような恐ろしい渦巻きに遭遇していないことに感謝しましょう。
11月末に土星探査機「カッシーニ」が捉えたこの画像は、土星の北極で観測された嵐の状況。36.1万キロメートルの距離から赤外線フィルターを通して撮影されていますが、渦巻きの一部がさらに渦巻いているところまではっきり見えて、かなりスゴいことになっています。
一方、この景色をさらに遠くから捉えたのが記事下の写真。この渦は、土星の北極上空に以前から存在している不思議な正六角形の中心に出現しており、惑星全体の規模から考えると非常にかわいらしい姿をしています。
こうして遠くから見ると、むしろ穏やかな気候のようですね。
[NASA via Planetary Society]
Images by NASA / JPL / SSI / Emily Lakdawalla
Rumi(Jamie Condliffe 米版)