勝負あった?
グーグルがiOS用の新しい検索アプリをリリースしました。知識グラフの活用で人や場所についての理解が深まっていて、質問すると直接それに答えてくれるようになりました。
じゃ、Siriと対決させたらどうなる? と実際試してみたのが上の動画です。「エンパイアステート・ビルへの行き方は?」「映画『Looper』は近所でやってる?」「ハリケーン・サンディの被害写真くれ」「1クォート(単位)は何パイント?」「次のジャイアンツの試合はいつ?」「ニューヨーク史上最悪のハリケーンは?」「ブルックリン・キッチン(店名)への行き方は?」「『フォレスト・ガンプ』の出演者は?」「明日の天気は?」...といった質問を投げています。
Siriもグーグル検索アプリも全体的にきちんとした回答をしてくれます。ただ、ニューヨークのハリケーンについての質問に対しSiriがホッケーのスコアを返してくれたり、ジャイアンツの試合についての質問ではグーグル検索アプリが先週のワールドシリーズの試合結果を返してくれたりといったミスは多少ありました。
でもあえて優劣を付けるとすると、グーグル検索アプリの方がほぼすべての質問に対してSiriより早く回答していました。また、より正確でもありました。
グーグル検索アプリの公式動画も、そんな特長をアピールしています。
とはいえ、それぞれできることが違うと言った方がいいと思います。グーグル検索アプリは、Webで答えを探すような質問には最適です。Siriの場合、質問の答えを得るためにSafariを開かなきゃいけなかったりしますが、グーグル検索アプリはアプリの中でWeb検索結果を答えてくれるからです。でも、SiriはiPhoneの中のデータにもアクセスできるので、たとえばSiriに友だちへのテキストメッセージを送らせたり、連絡先を検索させたりが可能です。
それぞれ切磋琢磨する機能を両方使えるなんて、ありがたいことですねー。