「One Milionth Tower」は高層建築が社会に与えてきたストーリーをミニドキュメンタリーとして紹介するプロジェクト。
「One Milionth Tower 」の注目すべきところは、世界初の、完全にHTML 5と WebGL、Javascriptだけで作られた、高度なインタラクティブなサイトになっているところです。
3Dのビルや写真(そして音も)のドキュメンタリーグラフィックスは、すべてWeb GL(2D/3Dグラフィックスをウェブブラウザだけで表現できるAPI)で表現されています。
さらに「One Milionth Tower」では、「Popcorn」と呼ばれる、WebのAPIとHTMLのビデオ属性を統合する特殊なJavascriptツールが使われていて、ディレクターの Katerina Cizek氏によって、ビデオカメラで撮影したかのようなビデオフレームの動きをPopcornを利用してコントロールされています。
ブラウザの中でインタラクティブに、3Dのオブジェクトを探索して、FlickrやWikipediaといった外部のリンクへ遷移します。
先日、AdobeがAndroid向けFLASHの開発を終了しましたが...、FLASHなしでここまでできるんだったら、やっぱりFLASHはいらなくなるのかな、と思ってしまいますね。
「One Milionth Tower」のサイトはちょっと重いし、閲覧できるブラウザも限られていますが一見の価値ありです。
[Wired, Boing Boing]
mayumine( ADRIAN COVERT 米版)