iPhone 4Sだとさらにパワーアップか...
iPhoneのカメラはなかなかいいので望遠レンズを装着してさらに美しい写真を撮ろうってアイディアもありますが、本格的な顕微鏡に活用しちゃおうってプロジェクトがカリフォルニア大学デービス校(UC Davis)にて進行中ですよ。
物理学者のセバスチャンさんが率いる研究チームによって誕生したiPhone向けの顕微鏡レンズは、iPhoneのカメラを350倍の顕微鏡レベルへと向上させ、最大1.5ミクロンの解像度で物体を拡大して観察できるんだそうです。直径1mmの球体レンズをラバーテープで装着し、iPhoneのプロセッサーにて高度な画像生成を行なうことで、赤血球を観察して簡単な診断をするなど、ちょっとした医療用にでも使える高性能な完成度に仕上がっていますよ。
なお、一連の実験にはiPhone 4が用いられましたが、実際にはどのスマートフォンのカメラにでも装着して活用可能なようでして、同研究チームは、今回の顕微鏡キットを2000円台で入手したものの、本気で量産して提供すれば、もっと安価で幅広く活用されるようになるのではとの期待も表明しています。高度な医療機器を使えない僻地での緊急診察や、教育現場で大量の顕微鏡を用意するシーンなどなど、もしかするとこういう場所でもiPhoneを始めとするスマホが大活躍する時代になるのかもしれませんね~
Kelly(米版/湯木進悟)