ぶきっちょなのは分かってますってば。でもね、この「Underfull」さえあれば鬼に金棒です。ワインうっかりひっくり返すことも永久になくなりますよ、ええ。だってわざとこぼしてアートにできるんですからね!
このテーブルクロス「Underfull」を考案したのは、デザイナーのKristine Bjaadalさんです。きっと僕ぐらい手先が不器用な人なんでしょう。
一見ただの真っ白なダマスク織のテーブルクロスなんですけど、誰か(僕)が色のついた液体をこぼすとアラ不思議。たちまちマジックが起こるのです!

ね? というわけで僕だって生まれつき手振りがバタバタせわしないからシラーひっくり返したり、酔っ払ってグラグラした勢いでメルローこぼしてるわけじゃないんです。このダイニングテーブルにはもっと蝶々がいた方がきれいだな、と思ったからわざとひっくり返したんであって。
楽しい宴会の席でワインひっくり返した時ほど慌てることないですもんね。そこに蝶が舞うなら、少し空気も和みそう。
キャッチフレーズは「こぼれたものをポエトリーに」-真っ白なクロス売って、買ったときのかたちを維持するよう迫るんではなく、「どうせ誰かがこぼすんだから」というのまで計算に入れてデザインしているところが、素晴らしいですね。
まだ試作品ですけど、Bjaadalさんは大量生産を真剣に考えているみたいですよ。製品化したら蝶々以外の模様も揃いそうですね。
そのうちどっかのレジでカートに「Underfull」を10枚も12枚も積んで並んでる客がいたらそれ僕ですから!
[Kristine Bjaadal via Design Milk]
Brian Barrett(原文/satomi)