大きくなって新登場!
水曜NYでアマゾンが発表した新ワイヤレスブックリーダー「Kindle DX」です。489ドルにて今夏発売。
ジェフ・ベゾスCEOは「新聞、雑誌、ジャーナル、自分のPDF文書が簡単に読める製品」と意気込んでますし、アメリカでは部数がガタガタに落ちている新聞の救世主として注目を浴びてるわけですけど、どうでしょう、分厚いNYタイムズの日曜版から乗り換えたいですか?
[サイズモード]

[主な機能(新機能は太字)]
• 9.7インチのE-Inkスクリーン(1200 x 824ピクセル、16階調)
• 厚さは0.38インチ(10.4 x 7.2 x 0.38インチ)
• 4GBで最大3500冊まで保存可(1500冊から大幅増量)
• バッテリー:充電1回でワイヤレス接続状態で4日使用可、接続オフで約2週間
• 内蔵リーダーでPDFをネイティブでサポート• ランドスケープ/ポートレイトに縦横自動表示切り替え
• 行の長さを調整できる(スクリーンのテキスト幅を指定可能)
• ナビのボタンは全部スクリーン右手
• EVDO接続で書籍は60秒で転送
[ギャラリー]
[ハンズオン動画]
[触ってみた感想]
スクリーンは標準の2.5倍。重さも10オンスから重量は18オンス(約510g)に倍近く増えました。
従来品ではキーボードが全体の約20%を占めていたのが、10%ぐらいに減った感じですね。バランスが良く、格段にキレイな印象です。
でも外出先やベッドまで持っていきたいかって言うと、どうでしょうね…。10.4 x 7.2 x 0.38インチ。どちらかというと、8.5x11インチの書類なんかで使う仕事用デバイスでしょうか。
スクリーン更新速度はKindle 2とほぼ肩を並べる程度です(エンジンとテクノロジーは同じですが、なんせ更新する情報量が多いので)。でも、第1世代よりコントラスト比は高いそうです。
ランドスケープモードへの切り替えは所要3秒程度で、iPhoneの加速度センサによる縦横反転そっくり。うっかり縦横まちがえると縦→横→縦まで往復所要7秒といったところです。
大きくなった割には筐体はとてもシッカリしてます。これはKindle 2同様、背面がアルミのおかげですねー。ちなみに新名称の「Kindle DX」は、「Kindle Deluxe」の略。さて、どれぐらい売れるんでしょうね?
[Amazon] 関連:tsugawa.tv
Brian Lamほか(原文1, 原文2, 原文3/訳:satomi)
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