慣れるとパソコンのキーボードよりも快適なのかな…
なかなか君もチャレンジャーだねっていうテスト環境ですが、意外にもiPhoneの文字入力環境って、スゴいのかもしれませんよ。だって、パソコンのキーボードより打ちやすいなんて、だれも信じてくれやしないじゃないですか。
でも、なんのなんの、いきなりサーキットに乗り込んで、iPhoneとネットブックの間で繰り広げられた、タイピングのガチンコ対決の結果は、もうビックリするほどの大差がついちゃいましたね。まぁ、さすがに自ら疾走するラリーカーを運転してテストするわけにもいきませんので、続きの動画は必見ですね! ではでは、とくとご覧くださいませ。
ガジェットLOVEのハートを熱くする、この究極のガチンコ対決タイピング選手権に、心優しくも全面的に協力してくれたのは、ヨーロッパラリー選手権(ERC)では、数々の優勝経験も誇る、シトロエンチームのケネス・ハンセンさん。「俺の隣りで、打てるもんなら打ってみな〜」と笑いながら、もう心行くまで、地上最悪と思われるタイピングテスト環境を堪能させてくれたんだそうです。
で、まずは、ネットブックの雄とも呼ぶべき、ASUSの「Eee PC」を片手に、いざ助手席へと乗り込みましたよ。ただまぁ、ラリーカーなんぞに乗車経験がなかった、今回の挑戦者役のレポーターのローリー・リードさん。あまりのバンピーな乗り心地に、もうすっかりビビっちゃったんだそうです。コーナリングも多いサーキットコースでのテスト走行ですから、まさに想像をはるかに超える人生最低のタイピング環境だったようですね。そりゃぁね〜、実際に乗車しなくったって、猛スピードで突き抜けるラリーカーで、高価なデジタル一眼レフ(DSLR)も即死状態だったんですから…
とはいえ、せっかくの貴重な本物のラリーカーでのレーシング体験ですから、気を取り直しまして、得意のタッチタイピングにて、ネットブックでの文字入力アタックからスタート…しはしたものの、実際に走行後にディスプレイ上に表示された入力結果を確認し、もう唖然としちゃいましたよ。「THISn QUICC BDE4 FROCCDX HJUNOE OV4E3…」とは、思わず、これはスウェーデン語かなんかのタイピングテストかよって、まったく1ワードたりとも、英語を満足に入力できなかったことに、愕然としてしまいましたね。
こりゃぁ、iPhoneなんて論外じゃないの? と、あまり期待せずに再び乗り込み、またもや恐怖のタイピングに挑戦。と、これまたどうしたことか、超意外なことに、さっきまでのハードウェアに確実にタッチしながら指を動かせたタッチタイピングとは一転して、iPhoneのソフトウェアキーボードが、抜群の威力を発揮しちゃいました! 自動スペルチェックによる修正もさることながら、最初に触れた文字キーは間違っていても、そのまま指をスライドして正しい文字キーを選択できる機能が、思いのほか便利だったんだそうです。で、無事にラリーカーから降りてきて確認した入力結果は、「The quick fox jumps over the lazy dog…」と、ネットブック使用時より格段に成績アップしてますね。
このガチンコ対決って、3Gの重力にも耐えなきゃなんない激走ラリーカーの車内なんで、あまりにもフェアじゃないって評価も多いそうなんですけど、ただ、ことのほかiPhone大好きっ子がそろう米GIZMODO編集チームでは、絶賛状態でしたよ。だって、ニューヨークのラッシュアワーの地下鉄なんぞに乗ろうもんなら、決死の文字入力環境なんて、毎日すぐ身近に体験できちゃいますからね。それを言うならば、日本のサラリーマンだって、過酷な通勤環境じゃぁ、まったく負けちゃいませんよね。
そうかぁ、極めれば、iPhoneのタイピングは、ややキーピッチなどが厳しいネットブックくらいになら、勝てるくらいの快適さなのかもしれませんね。ギズ読者のiPhoneユーザーの皆さまはいかがですか? 少なくとも、ケータイのダイヤルキーからの親指入力よりは、iPhoneのほうがスムーズでしょうかねぇ? そろそろ使い出して1年近い人も増えてきてるでしょうから、ここでコメントにて、皆さまの対決判定結果なんぞ、どうぞ教えてくださいましね。
Jesus Diaz(原文/湯木進悟)
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