電話を取る瞬間にアウトだそうですよ…
「iPhone 3.0」はスゴイらしい! そんなニュースに期待が高まりまくってるiPhoneユーザーの皆さま、今度は次なるアップグレード機能の搭載が、このほどアップルが申請した、特許書類から判明してきましたよ。
そういえば、iPhone 3.0のスクリーンショットからは、MobileMeの謎の新オプション「Find My iPhone」なんて機能が明らかになって、盗まれちゃったり、忘れてきちゃったりした、愛しのマイiPhoneの現在位置をリアルタイムにトラッキング可能になるのか? そんな予想まで駆け回ってしまってますけど、今回の特許申請技術だと、行方不明のiPhoneが手元に戻るまでの間でさえ、非常にセキュアな状態で保護されるようですね。
なんでも、利用者には一切気づかれないように、iPhoneのタッチスクリーン上に埋め込まれるセンサなどで、指紋認証を進め、うっかり登録ユーザー以外の人の指が触れたりしようもんなら、その時点で即ロックシステムが作動。他人の操作は、まったく受け付けられなくなっちゃうそうですよ。同じ技術は、MacBookのトラックパッドなどにも埋め込むことが可能で、こちらも認証ユーザー以外のアクセス感知で、ロックする仕組みになっているんだとか。
この特許のすごいところは、こうしたありふれた指紋認証技術のみならず、例えば、iPhoneにかかってきた電話を取ろうとして、iPhoneを耳に当てる時の、ユーザーの耳の形状を記憶して、他のユーザーが電話に出られないようにしたり、マイクを用いた音声認識による本人確認、搭載カメラによる自動顔認識もしくは虹彩認証などなど、多彩な手段を組み合わせて、もう絶対に本人以外のユーザーが、勝手にiPhoneを使ったりできないように、厳格なロック設定が可能になるという点でしょうね。
究極のDNA鑑定による自動認証システムの導入の可能性すら謳われており、もしやiPhoneは、世界で最もセキュアなスマートフォンになっていったりもするやもしれませんよ。あっ、ちなみに、この新強力認証技術の特許申請書類に、あの物議を醸したJailbreakで脱獄済みのiPhoneの画像が登場しちゃったりしてますね。もしや、アップルの意に反して、脱獄なんてしちゃおうもんなら、実のところは、次の瞬間に即ロックされてiPhoneが使えなくなっちゃうような仕組みになってたりしてねん…
matt buchanan(原文/湯木進悟)
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