「rifflet」は、音楽版の「Twitter」!?

    • X
    • Facebook
    • LINE
    • はてな
    • クリップボードにコピー
    • ×
    「rifflet」は、音楽版の「Twitter」!?
    誰しもがロックスターです!

    ほとんどの人は、きっと内なるロックビートが潜在的に心の中に眠っていると思うんです。そして、失恋した時やドラグカクテルでハイになった時、ふと、あなたの心の中のビートが居眠りから目覚め、ヒットチューンを録音することを心待ちにしているのです。

    rifflet」は、そんな私のセオリーを共有できているところだと思います。

    これはユーザー達の頭の中で飛び跳ねていた音楽を取り出して、1分間ミュージック・クリップにしたものをシェアできるSNSなのです。他の人も気に入ったら、そのトラックをダウンロードすることもできたり、その人に対して返事をしたり、歌詞を組み入れたりすることもできるんです。

    そんなrifflet.comのクリエーター、ジョン・スクワブ(Jon Schwab)さんにメールで、いろいろ質問をしてみました。

    なぜ?このサイトを始めたんですか?(もちろん、お金儲け以外で)

    僕はギターを弾くんですが、歌のアイディアを思いついた時に、忘れちゃうのがとっても嫌だったんです。なので、私はすぐにPCに駆け寄ってセーブするんです。結果的に、45秒の歌が何時間分も私のハードドライブの住民になっていくんです。きっと、他の人も同じだと思うんです。なので、歌のアイディアをシェアして新しいものと融合できる場所があると良いなと思ったんです。とても大きな、バーチャルバンドを一緒につくっているような感じです。

    音楽コミュニティーがこのサイトにどんな反応をして欲しいと思っていますか?

    未完成のアイディアに所有権を持たせることは、ちょっと怖いですね(理由のひとつとしては、匿名のアップロードを許しているから)。でも、音楽コミュニティーから、「rifflet」がオンライン・コラボレーションの手段として受け入れてくれたら最高ですね。他にも、音楽をプロモーション用にアップロードできるサイトがあるけど、私たちはこのサイトをマーケティングよりも創造的プロセスにフォーカスしたいと思っています。また、DJたちが「rifflet」をリミックス用の素材を調達する場所として使ってくれればいいなぁとも思っています。ヒップホップを愛しているから、誰かが僕のギターリフ(riff)でラップしてたら、もう最高です!

    音楽のアップロードで誰かが商業目的に使うことを許可しますか?

    歌をアップロードする時、その人の作品に対して、どのクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのようなものに適用するか? というオプションがあります。個人的にはパブリックドメインを使っています。これは、帰属の必要がない無制限に商業的利用を許可するものです。その他は、非商業的利用にリミックスすることだけを許可するというオプションもあります。

    明確にしておきたいのは、アップロードされたすべてのものは、再加工され、他のものと組み合わされる可能性があるということです。

    どんなフォーマットがアップロードできますか?

    「rifflet」は、MP3、WAVとOGGフォーマットを受け付けます。残念なことに、ソフトの制限で、44.1khzで録音されてなければinline playerは動かないと思います。近い将来、この問題を克服できればと思っています。でも、もし、高品質ファイルをアップロードしたければ、システムは一応受け付けます。そして、ユーザーはテキストのダウンロード・リンクをフラッシュプレイヤーの代わりに見る感じです。

    なぜ1分間に制限したの?

    もともとは、このサイトをロックンロール版「Twitter」にすることを想定していたんです。「Twitter」で好きなところは、決められた量の簡潔さです。もし、ポップスを書いたとします。イントロ、節、コーラスを60秒に詰め込んでも、大したものにはなりません。というか、あなたがNOFXじゃないかぎり、山のようなアイディアを1分未満の1つの歌にギュっと詰め込むことはできませんから。無駄を省いた、簡潔さがいいんです。

    次はどんな展開がありますか?

    近々、私たちが「rifflet」のソーシャルコンポーネントを拡大しようと思っています。現在もしあなたがアカウント登録をしたら、あなたの素材にクレジットがもらえます。そして、歌をアップロードした誰かからe-mailがもらえます。でも、私たちは、もっとオンライン、オフライン両方のコラボレーションを活発にできるように、創造の広がりができるようにしたいと思っています。

    [rifflet]

    Mark Wilson(原文/junjun )

    【関連記事】

    プロの音楽製作現場でもフリーウェアが活躍中です

    DSで本格的に音楽制作するソフト「KORG DS-10」(動画)

    「Splice」:Web上で音楽を作成して共有