「水陸両用なんてリチャード・ブランソン卿とか金持ちのマニアのものでしょ」
と思ったら大間違い。米海軍も虎視眈々と実用化の機会を狙っているのです。
海軍対地戦センター(Naval Surface Warfare Center)が開発したがっているのは、このボートカーのような「高速水陸両用車(HSA=high-speed amphibian )」。陸に行って海に行って、また陸に戻って、必要とあらば空中にもいける(たぶん)車両ということです。
それにしても必要条件厳し過ぎ。2通りあります。
【梅】 乗員2~3人か操縦士1人収容、重量500ポンドの小型機用貨物も積載可能【松】 乗員16人か操縦士3人収容、重量3500ポンドの貨物の積載可能
国防省と車両テストの契約成立に見事こぎ着けたのは、あのジェームズ・ボンドな水陸両用「Aquada」(写真下)を2009年上半期に1万ドルで発売すると息巻いている英Gibbs Technologies社。
ちなみにGibbs社の水陸両用車「Aquada」は、陸上を時速100マイル、海上を同30マイルで走ることができます。運転にはボートの免許が必要。
リチャード・ブランソン卿が運転してる風に見えるのは訳者の錯覚?
去年はロッキード社が、このGibbs社の商用テクノロジーをベースに軍用HSAの開発を進める作業に加わったようです。 (原文1、原文2/翻訳:satomi)
Half Car, Half Boat May Crack U.S. Military Market [Danger Room]