ブラウン大学の研究者たちが、現在のアルカリ電池の100倍の電力を出せる「プラスチック電池」を発明したと発表しました。
この技術は、従来の電池の蓄電能力とコンデンサの電圧を変化させる能力を組み合わせたものだそうです。結果としてこの電池は素早く充電され、また同時に長時間電力供給を行うことができるとのこと。
また、プラスチックがベースなので、さまざまな形に加工することも可能とのこと。発明者のTayhas Palmore及びHyun-Kon Song曰く、
「このポリマーを出発点に考えてみれば、これからは電池をさまざまなかたちで作ることが可能であり、使う場所も格段にひろがるということに気がつくでしょう。携帯電話全体や他の電子機器を電池で包むこともできます。ひょっとするとこの素材で布を作れるかもしれません」
ということだそうです。現在はこの電池はまだ研究段階で、繰り返し充電を行うと電池としての能力が急速に衰えるという問題も抱えています。当然市場に出る時期も未定ですが、なかなか楽しみな技術ですね。
Brown Engineers Build a Better Battery - With Plastic [Brown University, via TechFreep]