証券監督者国際機構(IOSCO)
1.証券監督者国際機構(International Organization of Securities Commissions :IOSCO、通常イオスコと呼ばれます)は、世界各国・地域の証券監督当局や証券取引所等から構成されている国際的な機関であり、以下の3つを目的としています。
-
(1)投資家を保護し、公正かつ効率的で透明性の高い市場を維持し、システミックリスクに対処することを目的として、国際的に認識され、一貫した規制・監督・執行に関する基準の適切な遵守を確保し促進するために、協力すること。
-
(2)不公正行為に対する法執行や、市場・市場仲介者への監督に関する強化された情報交換・協力を通じて、投資家保護を強化し、証券市場の公正性に対する投資家の信頼を高めること。
-
(3)市場の発展への支援、市場インフラストラクチャーの強化、適切な規制の実施のために、国際的に、また地域内で、各々の経験に関する情報を交換すること。
2.IOSCOでは、証券監督に関する原則・指針等の国際的なルールの策定等が行われており、金融庁および証券取引等監視委員会は、我が国における証券当局として、こうしたIOSCOの活動に積極的に貢献しています。
3.なお、IOSCOに関する情報については、
IOSCOのホームページ(http://www.iosco.org/)を参照してください。