REVIEW(10/09/27)
高度なツイートの振り分け機能などを備えたTwitterクライアント「Krile」
パブリックタイムラインの取得も可能なほか、“User Streams API”にも対応
「Krile」は、マルチアカウントに対応し“はてなハイク”や“Wassr”も利用できるTwitterクライアント。64bit版のWindows 7に対応するフリーソフトで、編集部にて32bit版のWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には.NET Framework 3.5以降が必要。
複雑な絞り込み条件を使った高度なツイートの振り分け機能を備えているのが特長。また、パブリックタイムラインの取得も可能なほか、現在Twitterで開発・テスト中のリアルタイムにタイムラインを更新できるAPI“User Streams API”にも対応している。
画面はタブ切り替え型で、通常のタイムラインを表示する[Following]タブと、ダイレクトメッセージと返信を表示する[Mentions]タブ、すべてのタイムラインを表示する[All Timeline]タブ以外は、タブごとに検索条件を設定する仕組み。タブはいくつでも追加することができる。
検索条件はAND/ORに加えNAND/NORを利用できる上、ツリーで複数の検索条件を組み合わせて絞り込むことが可能。さらに、検索対象を“本文”や“ユーザーID”“ユーザー情報”などから選べるほか、公式RTされたツイートを抽出するといったことも可能。また、正規表現を利用した検索もできる。
パブリックタイムラインは、ツールバー上の[パブリックTLの受信設定]ボタンから取得するように設定でき、有効化すると[All Timeline]タブへ表示される。パブリックタイムラインを表示するように設定しておけば、パブリックタイムライン上のツイートも振り分け可能。
“User Streams API”は、[プラグイン]-[Twinkle]メニューから“ストリーミングAPIコントローラー”ダイアログを呼び出し、IDとパスワードなどを入力することで利用可能。編集部で試用したところ、“接続”エリアの“種別”プルダウンメニューで“sample”を選択することで“User Streams API”を有効化できた。
なお、パブリックタイムラインの表示と“User Streams API”の利用の設定は本ソフト終了時にリセットされてしまうため、次回起動時に改めて設定し直す必要がある。
そのほか、ツイートの文字や背景などの色を状態に応じてカスタマイズしたり、ショートカットキーを細かく設定することが可能。
- 【著作権者】
- Karno 氏
- 【対応OS】
- Windows 7 x64(編集部にて32bit版Windows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.01(10/09/03)