REVIEW(10/08/10)
[Ctrl]+各種キーを別のショートカットキーに入れ替えられる「KeyMouXr」
アプリケーションごとに個別の設定も可能
「KeyMouXr」は、[Ctrl]+各種キーによる入力をカスタマイズできるタスクトレイ常駐ソフト。Windows 2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、ベクターのライブラリページからダウンロードできる。
本ソフトはキーとキーの入れ替えではなく、[Ctrl]+各種キーを押した際に別のキー操作へと入れ替えられる仕組み。たとえば、キーカスタマイズ機能を備えていないアプリケーションで、特定のショートカットキーを別のキー操作へ変更したいといった場合に利用できる。
設定方法は、まずタスクトレイアイコンの右クリックメニューから[キー定義の設定]を選択して設定画面を呼び出す。一覧には、“元のキー”と“発行するキー”と表示されているので、入れ替えたい“元のキー”を選択して“定義変更”をクリックしよう。次に割り当てたいキーと、組み合わせたい[Ctrl][Alt][Shift]の装飾キーを選択すればよい。キー定義の組み合わせは最大10件まで設定でき、アプリケーションごとに個別の定義を割り当てることも可能。
また、1つのキー操作に対して、複数のキーを割り当てることもできるため、[Ctrl]+設定したキーを押した際に複数の操作を続けて実行するといった使い方も可能。たとえば、テキストエディターでテキストをすべて選択したあとにコピーしたいという場合は、本ソフトで“元のキー”に“A”を選び、“発行するキー”の1つ目に[Ctrl]+[A]を割り当て、2つ目に[Ctrl]+[C]を割り当てればよい。
これにより、[Ctrl]+[A]キーを押すとテキストをすべて選択してクリップボードにコピーといった操作が可能になる。ただし、このカスタマイズ例を実現するには対象となるテキストエディターのショートカットキーが[Ctrl]+[A]キーですべて選択、[Ctrl]+[C]キーがコピーとなっていることが前提。
そのほか、IMEの変換キーをカスタマイズする機能、[F1]キーを無効にする機能なども備えている。
- 【著作権者】
- 村田 浩一 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.12