“飲む点滴”甘酒の可能性を考える
発酵してドロドロのお粥状に変化。甘い香りがたちこめます。冷やして飲むのが意外にグー。
甘酒というと、寒い冬やひな祭りに飲むものという印象がありますよね。でも最近では自然食のスーパーなどで「健康ドリンク」として推奨されているのです。


ブドウ糖、ビタミン、アミノ酸が豊富で、甘酒はまさに、「飲む点滴」なんだそうです!! 江戸時代には夏バテ防止のために夏によく飲まれていたとか。冬に体を温めるための飲み物じゃなかったんですね……。

とはいえ、あの独特の風味が苦手という人も多く、実は私もそうでした(特にあの缶入りのものが)。 
しかし、手作りした甘酒は大変美味しいらしく、炊飯器を使えば家庭で簡単に作れるらしいのです。原料の麹もスーパーで手に入るし、早速作ってみました!

白米(またはモチ米)を3合を柔らかめに炊いて、生麹(麹をぬるま湯で戻したものでも可)450gを加えてよく混ぜ、炊飯器のフタを開けてふきんを被せ、炊飯器を「保温」にしておきます。温度は55℃ぐらいでキープし、60℃を超えないよう注意! 温度計でまめにチェックしましょう。時々しゃもじで潰しながら混ぜ、6〜8時間おけばできあがり。

最初はただのご飯だったのに、発酵していくとものすごく甘くなっていく。でんぷんが糖に変わるんだから当たり前なんだけど……。漫画『もやしもん』ファンの私は、「醸すってこういうことか!!」と思わず感動。
できあがった甘酒は、お好みの濃度に薄めて飲みます。しょうがを絞って飲むのがスタンダードな飲み方。
おおっ、できたてはすっごく美味しい!

大量にできた甘酒で色んな飲み方にトライ。牛乳やレモンで割るととても美味しいらしいのです。まずは牛乳割り。「えっ、これ甘酒?」。まろやかな甘みはココナッツミルクを思わせ、まるでアジアンデザートのよう。温めてもいいですが、私は冷たい方が美味しいと思います。
ココアを入れてミルクココア風にすると、ミロみたいな味に!? ミルク系は何でも合うのか、抹茶を入れた抹茶ミルク割りも美味しい。
レモンはちょっと半信半疑でしたが、これが爽やかで美味しい。韓国のお酒マッコリにも似てるかな? 

栄養タップリ甘酒は、食欲のないときや朝ごはんにもよさそう。発酵食品の甘酒は「ジャパニーズヨーグルト」とも呼ばれ、腸内環境を整える効果が。私は1週間飲み続けましたが、いつもよりお通じがよくなりましたよ。ダイエットにもグー。


冬限定の飲み物にしておくのはもったいない。これからの季節も甘酒をぜひお試しあれ!
(いなっち)

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