報道発表資料
京都議定書の削減約束を達成するため、環境省及び経済産業省は、平成18年度から独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に委託し、京都メカニズムを活用してクレジットを取得する事業を実施しております。この度、NEDOが平成23年度におけるクレジット取得事業の結果について公表いたしましたので、お知らせいたします。
- 1.
- 京都議定書目標達成計画(平成17年4月閣議決定。平成20年3月全部改定)において、国内対策に最大限努力してもなお京都議定書の約束達成に不足する差分(基準年総排出量比1.6%)については、「補足性の原則を踏まえつつ、京都メカニズムを活用したクレジットの取得によって確実に対応することが必要」とされております。このため、環境省及び経済産業省は、平成18年度からNEDOに政府のクレジット取得を委託し、京都メカニズムクレジット取得事業を開始いたしました。
- 2.
- 本事業の実施に当たっては、京都議定書目標達成計画において、「クレジットを取得するに際しては、[1]リスクの低減を図りつつ、費用対効果を考慮して取得すること、[2]地球規模での温暖化防止、途上国の持続可能な開発への支援を図ること」とされております。
- 同計画を踏まえて、平成23年度にはNEDOより765.5万トン(二酸化炭素換算)のクレジットが日本政府口座へ移転されました。また事業開始以降の日本政府口座への総移転量は、8,959.3万トン(二酸化炭素換算)となります。
- なお、事業開始以降の総契約量合計は、9,755.9万トン(二酸化炭素換算)となります。
- 3.
- クレジット取得契約の詳細等につきましては、NEDO発表資料「2011年度京都メカニズムクレジット取得事業の結果について」(別紙)をご参照ください。
- (参考)
- ○「2011年度京都メカニズムクレジット取得事業の結果について」(NEDO発表資料)
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表 :03-3581-3351
直通 :03-5521-8354
室長 :上田 康治(内線6737)
企画官 :水野 勇史(内線6757)
担当 :山本 一仁(内線6041)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成23年4月1日
- 「平成22年度京都メカニズムクレジット取得事業」の結果について