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映画ライターが選ぶ2025年映画期待作を発表

2025年も数々の作品が公開・配信を控えているなか、最も期待している作品を映画ライター11名が発表します。

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映画ライターが選ぶ2025年映画期待作
映画ライターが選ぶ2025年映画期待作
  • 映画ライターが選ぶ2025年映画期待作
  • 『名もなき者/A Complete Unknown』©2024 Searchlight Pictures.
  • 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』©2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
  • 『ANORA アノーラ』©2024 Focus Features LLC. All Rights Reserved. ©Universal Pictures
  • 『ANORA アノーラ』©2024 Focus Features LLC. All Rights Reserved. ©Universal Pictures
  • 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』日本版ロゴ (C) 2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
  • 『サンダーボルツ*』©2024 MARVEL
  • 『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』

2025年も数々の作品が公開・配信を控えているなか、最も期待している作品を映画ライター11名が発表します。

🎬『ズートピア2』🎬
鴇田崇


ここのところ『インサイド・ヘッド2』、『モアナと伝説の海2』と、ディズニーのアニメーション映画は続編ばかりの予定であること周知の通り。しかも軒並み大ヒットを飛ばしており、人々の支持を集めていることも大変けっこうなことではあるものの、傑作の誉れ高い前作『ズートピア』のパート2となれば、これはもう期待と不安が入り混じるというもの。大人気キャラクターになったジュディとニックとは、どのような新たな物語を紡いでくれるのか。来年の全米クリスマス公開が待ち遠しい!


🎬『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』🎬
赤山恭子


好きなんですよね…ミュージシャンにまつわる映画が…!2024年の洋ベストは『プリシラ』だし、近年では『ロケットマン』も『ボヘミアン・ラプソディ』も台詞を覚えるレベルで何回も観た。『名もなき者』では満を持してティモシーがボブ・ディラン(本人が全歌唱やで!)。予告編での歌声は完璧でしたし、さらにはエル・ファニングちゃんが出ているなんて(ウッディ作以来の共演?あれもかわいかった)。エルちゃんは『ティーンスピリット』の歌声に惚れ込みサントラも聴きまくったため、本作でも一瞬でも鼻歌でも何でも歌ってくれていたらと私利私欲丸出しの期待。

>>『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『ANORA アノーラ』🎬
牧口じゅん


カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドール受賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞受賞など、何かと賞レースで話題の一作。でも何より、身分違いの恋を描きつつ、おとぎ話のその先を描いているというストーリーに興味津々。「ボーダーレス」と言われても、人種、性別、年齢、出自による差別や偏見、ましてや階級意識はそうそう無くなるものではないはず。そんな時代にストリップダンサーのヒロインが、ロシアの御曹司との出会いによって、ボーダーをどう捉えて人生を歩んでいくのかが気になるところ。時代が変われば、おとぎ話の定義も変わるはず。新しい価値観を見てみたい、そんな期待を抱かせてくれる。

>>『ANORA アノーラ』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』🎬
内田涼


『デューン 砂の惑星PART2』がSF映画の最高峰を極めたいま、それを更新できるのは、この作品以外、他にないはず。映像体験に関しては、ファンの予想や期待を軽々と超えてくるのは確かだが、稀代のストーリーテラーでもあるジェームズ・キャメロンが、どんな驚きと感動をもたらしてくれるのか、期待が高まる。具体的には、次男・ロクアの成長と活躍が楽しみだし、現時点でアッシュ・ピープルと呼ばれる種族の登場が示唆されており、ナヴィ同士の戦いや、彼らの歴史に秘められた“暗黒面”にも言及するのではないか。

>>『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『サンダーボルツ*』🎬
上原礼子


待ってました! 心躍るトキメキがもう一度やってくる。マルチバースも、量子世界もそれなりに楽しんだけれども、初めて予告編とビジュアルを目にしたときの高揚感は久しぶり。大好きなフローレンス・ピュー演じるエレーナを中心に、セバスタのウィンター・ソルジャーら全員悪事を犯したはみ出し者たちの究極のアッセンブル。辛辣なジョークが飛び交い、言いたいことを言い合うオフビートなチームの雰囲気がもう好きすぎる。ヴァル(ジュリア・ルイス=ドレイファス)にかつてのスターク・タワーに集められ、いったい何が起こるのやら…!?

>>『サンダーボルツ*』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』🎬
西森路代


映画祭で一足お先に拝見しました。谷垣健司さんがアクション監督をつとめているので、アクションがいいのはいわずもがな、九龍城砦の緻密な再現映像にもアツくなります。壮大な九龍城の外観、空中から全体を見下ろした光景、人々が行きかう建物の中、そして屋上や軒先から見下ろす当時の香港の景色に至るまで、何度も見て全てを目に焼き付けたいほど。
九龍城砦で暮らす人々の暮しの部分も魅力的です。密入国で香港に来て行くあてのなくなった陳洛軍(レイモンド・ラム)を受け入れる様子を見ていると、当時の九龍城砦が、困った人にとっての砦でもあったのだなと思えます。

>>『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『ベイビーガール』🎬
渡邉ひかる


年下インターンのハリス・ディキンソンが、ニコール・キッドマンCEOの内なる欲望を見抜くらしい。すごく面白そう。『めぐりあう時間たち』のときは授賞式自体が完全自粛ムード下での開催だったので、オスカー像を再び手にするニコールも見てみたいのだけど。ハリス・ディキンソンも『アイアンクロー』『SCRAPPER/スクラッパー』と、立て続けにいい仕事をしている。そして、公式サイトやチラシを見るとグリーン地にピンクのタイトルロゴ。グリーン&ピンクと言えば、みんな大好き「イカゲーム」。その組み合わせにハズレはないはず(たぶん)。

>>『ベイビーガール』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』🎬
児玉美月


なんと言っても、ジュリアン・ムーアとティルダ・スウィントンという世界最高峰の二大俳優の共演が見もの。ペドロ・アルモドバルはこれまでも「母と娘」というテーマにこだわってきましたが、それが今作ではこれまでにない形で立ち上がっていきます。子の取り違えからはじまる二人の母親の物語を描いた、長編としては前作にあたる『パラレル・マザーズ』に続き、女性たちの物語をさらに成熟した手つきで仕上げた『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』はアルモドバルの映画の中でも、もっとも詩的な作品だと言えるかもしれません。

>>『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『The Substance』🎬
冨永由紀


あらすじからイメージするのは岡崎京子の「ヘルタースケルター」とデヴィッド・クローネンバーグなどの肉体の変容に迫る作品をかけ合わせた世界。美しさの追究が若さへの執着となって噴き上がる。「より若く、美しく、完ぺきな」自分を造るために手段を選ばない元人気スターを演じるデミ・ムーア、彼女の若返った姿を演じるマーガレット・クアリーの怪演は予告編だけでも相当な破壊力。デニス・クエイドが演じる、その名もハーヴェイというプロデューサーの俗悪さも強烈だ。ルッキズムやエイジズムが生むグロテスクな悪夢に打ちのめされそう。

>>『The Substance』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『ミッキー17』🎬
黒豆直樹


ポン・ジュノ版『エクスペンダブル(=使い捨ての消耗男)』。原作(エドワード・アシュトン)は「ミッキー7」だけど、10人も増えてる分、どんなふうにポン・ジュノ色が反映されるのか楽しみ。ロバート・パティンソン、死体の演技がうまそう。そして共演陣(ナオミ・アッキー、スティーブン・ユアン、トニ・コレット、マーク・ラファロ)も豪華!

>>『ミッキー17』あらすじ&キャストはこちらから


🎬『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』🎬
新田理恵


1994年に取り壊された香港のスラム街「九龍城砦」。まさに砦のような一帯で繰り広げられるアクションの乱れ打ちは見応え満点で、当時を再現した美術も見事。それ以上に味わってほしいのが人間ドラマの部分。“無法地帯”と言われた九龍城砦にも独自の秩序があり、人情がある。今の香港しか知らない世代が見ても懐かしい気持ちになるはず。
若い頃から好きだったアーロン・クォックやリッチー・レンからギラギラ感が抜け、上澄みをすくったような尊いボスぶりに歳月の流れを感じました。テレンス・ラウら香港映画のスピリッツを受け継ぐ若手もすばらしい。

>>『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』あらすじ&キャストはこちらから


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《シネマカフェ編集部》

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