2024年12月28日 05:00 | 無料公開
'); } }
年末年始の出国ラッシュが始まり、海外に向かう旅客でにぎわう成田空港＝２７日午後、成田市
成田空港で２７日、年末年始の休みを海外の行楽地で過ごす人の出国ラッシュが始まった。成田国際空港会社（ＮＡＡ）の推計によると、１月５日までの１０日間で前年同期比約１５％増の約８９万７千人が国際線を利用する見込み。旺盛な訪日旅行需要が下支えしたことに加え、最大９日間になる大型連休を使って海外旅行に向かう人が増えたとみられる。一方、コロナ禍前の２０１９年の９割弱にとどまり、日本人の海外旅行需要の回復が低調気味であることが影響した。
出国のピークは２８日で約５万１２００人が飛び立つ見通し。２７日も同程度の旅客が出国したとみられ、出発ロビーは大きなキャリーバッグを持った家族連れらでにぎわった。
家族４人で南太平洋のタヒチ島に近いボラボラ島に向かう東京都立川市の４０代女性会社員は「きれいな景色や雰囲気を楽しみたい」。中学１年の次男（１３）は「シュノーケリングで魚を見たい」と目を輝かせた。
ＮＡＡによると、ハワイやフィリピン・セブのリゾート路線に加え、韓国や台湾の近距離アジア路線などが人気。担当者は「今回は最大９連休となり、日本人の海外旅行が増えるとみている」と話した。
成田を軸に国際線を運航する格安航空会社（ＬＣＣ）の好調さも目立つ。ホノルルや韓国など９路線を持つ「ジップエア トーキョー」は年末年始の１０日間で約４万人（前年同期比６％増）が予約し、日本発の予約率が約９９％。上海など中国６都市に飛ばす「スプリング・ジャパン」は予約数が前年同期から約３倍の約２万人強となった。
ＮＡＡによると、年末年始の国内線利用者数は１９年並みの好調さを見せた昨年から約１３％減の約２３万３９００人となる見込み。訪日旅行需要が高まる中、国際線への機材投入を優先する航空会社が増えたことが影響したとみられる。
成田市
- 成田空港周辺産業誘致 ５分野集積目指す 県が基本計画変更（1/4 5:00）
- 成田空港で安全祈願祭 外国人旅客らに酒提供も（1/3 5:00）
- 【写真多数】成田山新勝寺 各地から初詣客 長蛇の列、にぎわう境内（1/1 15:18）
- 空港舞台人模様歌に 成田 旅客へＰＲソング披露 佐倉出身ゆうなみさん（12/31 5:00）
- 住宅火災１人死亡 成田、１人暮らしの女性か（12/29 5:00）
- 大麻持ち込み疑い不起訴 千葉地検（12/29 5:00）
- トラック運送会社ロジックスライン 【千葉日報福祉事業団へ寄託】（12/29 5:00）
- 【写真特集】１年の感謝込めお焚き上げ 成田山新勝寺 お札３万体、炎に返す（12/28 16:01）
- 成田空港、出国ラッシュ始まる 最大９連休 海外旅行者増加か リゾートや近距離アジア人気（12/28 5:00）
- 成田空港１１月旅客３３０万人 国際線外国人が最多（12/28 5:00）
