認知症と思わしき学生の対応について(大学)
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大学で非常勤職員として働いている者です。
大学の中のある部署で、学生の学習支援をしています。
そこで、対応の難しい学生がおり、その学生に認知症の症状が見られるため、今後どのように対応すべきか相談させていただくに至りました。
その学生は今年の4月に入学し、入学した時点で76歳でした。パソコンの操作ができない、文章を書いたり計算をしたりということがままならないということで、必修科目の授業についていくことができず、私たちが働く部署に頻繁に来室し、学習支援を乞うようになりました。パソコンの操作はログインする、メールを書く等、基礎的なことであっても覚えることが難しく、こちらが何度教えても理解できず、教え方が悪い、自分は教わっていないといい、教える側を責め、1時間近く大声をで暴言を言い続けたこともありました(他の学生は怖がり退室しました)。自ら努力する、わからなかったら質問するという基本的な学習の姿勢もなく授業の進捗状況も把握していません。
認知症なのでは、と思い始めたのは、大学で3か月の間に3度財布を盗まれたと言い始めたためです。私が勤める部署で盗難はこれまでになく、実際その方は離れて座っていることが多いため盗める状況にもありません。プリント等、授業に必要なものをなくすことを頻繁にされるところを見ると、財布は盗まれたのではなく、自分がどこかに置き忘れたのを忘れたという、物とられ妄想なのではないかと思われます。
このような状況にあっても部署の管理者の教授はこれといった対策を取ることはありません。大学が定員割れしており、何としてでも学生を集め繋ぎ止めたいという状態にあり、発達障害で学力が低い、精神的な疾患を抱えているといった学生がほかにも複数在籍しており、トラブルも頻繁にあり、この学生もそういった学生の一人として受け入れ、対応する側が我慢すればよいのだと考えています。病名や障害の名前を明言すると人権侵害だと訴えられるから言わないようにということも言われています。
ただ、直接対応するこちらとしては我慢の限界もあります。そもそも、大学はデイサービスではなく私達にはそういった専門性はありませんし、無理に大学に通い続けることが本人のためになるとも思えません。もちろん、離職することが一番と考えていますが、すぐにそれができない場合、こちらに何かしらできることはないのでしょうか?