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止まらないキャベツ高騰、1玉500円超えが「適正」の声も…とんかつ店の「おかわり自由」どうなる?
税込1000円近いキャベツも(2024年1月8日、弁護士ドットコムニュース撮影)

止まらないキャベツ高騰、1玉500円超えが「適正」の声も…とんかつ店の「おかわり自由」どうなる?

物価高が続き、野菜の値段も上がっている中、身近な「キャベツ」の価格高騰が大きな話題となっています。

ネットでは「お店の人も諦めるキャベツの高さ」と記されたSNSの投稿が注目されました。同投稿の画像には、千葉県産キャベツが「1玉537円(税込)」という値札が。「とんカツの~肉より高いキャベツかな~」と書かれたダンボールが売り場に掲げられていたこともあってか、3万回以上リポストされていました。

さらに、キャベツ農家だというアカウントが、前述の投稿について、「実はこれが現在の適正価格に近い」「農家が今後も生産を続けていくために、この値段が世間に受容されていくと助かります」と投稿し、こちらも2万回以上リポストされるなど話題になりました。

独立行政法人農畜産業振興機構の「野菜小売価格動向調査」によると、2024年12月のキャベツの小売価格は全国平均で377円(前月比125%、平年比292%)で、1年前の価格176円と比較しても倍以上の値段になっています。

都心部のスーパーをのぞくと、1玉600円を超えるキャベツが並んでおり、消費者にとってこの冬はキャベツを堪能する機会が少なくなっていそうです。

●とんかつ店の「キャベツおかわり自由」への影響は?

ここまでキャベツが高騰すると、気になるのがとんかつ店が提供している「キャベツおかわり自由」サービスです。

キャベツとの組み合わせはとんかつの定番。おかわり自由で提供しているとんかつ店は珍しくありません。利用客としては嬉しい限りのサービスですが、キャベツ高騰の影響はないのでしょうか。

「キャベツおかわり自由」をチェーン店で初めて全国展開したという「とんかつ和幸」(神奈川県川崎市)の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「現時点ではサービス取り止めや縮小などはない」と回答しました。

キャベツの仕入れは「年間契約しているため価格は一定」ではあるものの、「市場への供給が不足している部分があるため、(今後は)取引先と交渉しながらという形になると思う」と話します。

米の仕入れ価格上昇などによる価格改定は2024年12月におこなわれたものの、「キャベツ高騰による価格改定については、今のところ考えていない状態です」とのことです。

提供する側の頑張りあっての「おかわり自由」です。ありがたく、また残さず食べるようにしたいですね。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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