南海トラフ地震との関連、調査終了 気象庁 日向灘震源の地震で
13日午後9時19分ごろに発生した日向灘を震源とする最大震度5弱の地震で、南海トラフ地震との関連を調べていた気象庁は13日午後11時45分、巨大地震発生の可能性は平時と変わらないとして調査を終了したと発表した。警戒を呼びかける臨時情報の発表基準には達していなかったという。
気象庁が発表したのは、「南海トラフ地震臨時情報(調査終了)」。今回の地震は東海から九州の太平洋沖にかけて広がる南海トラフ地震の想定震源域で起き、速報値でM6・8以上だったため、気象庁は13日午後9時55分に「臨時情報(調査中)」を発表。専門家らで構成される気象庁の検討会が招集された。調査の結果、想定震源域でM7以上の地震が発生した場合に発表する「臨時情報(巨大地震注意)」や、想定震源域のプレート境界でM8以上が発生した場合に発表する「臨時情報(巨大地震警戒)」の基準には達していなかった。
南海トラフ沿いでは、平時でも今後30年以内にM8から9の巨大地震が発生する可能性が70~80%とされており、気象庁は切迫性が高く注意が必要だとしている。
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