空港に響く遺族の泣き声、続く身元確認や検視 韓国機事故から一夜
務安=太田成美
韓国南西部の務安(ムアン)国際空港で乗客・乗員179人が犠牲になった旅客機事故から一夜明けた30日、身元の確認作業や遺体の検視が続けられた。ターミナルのロビーは遺族らの泣き声が響き、重苦しい空気に包まれた。
ロビーでは29日夜から断続的に、身元が確認された人の名前が読み上げられた。「呼ばれなければいいな、と思っていた」。50代の妹の名前が聞こえた瞬間、待機していた女性の目から涙があふれた。
同い年の義理の姉を亡くした女性(46)は30日、ロビーの椅子に座り、ひざに毛布を掛けて検視の連絡が来るのを待っていた。
DNA採取に長い列
前日に遺体を見たが損傷が激…
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