山陽新幹線が運転再開 沿線火災の影響で一時運転見合わせ

高橋尚之 岩本修弥
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 JR西日本は28日、午前7時ごろ山陽新幹線の相生―岡山駅間の沿線で火災が発生したと発表した。この影響で、山陽新幹線は新大阪広島駅間で一時運転を見合わせたが、午前8時6分に運転を再開した。再開後も、東京-博多駅間で一部遅れが出ている。

 東備消防組合消防本部によると、岡山県備前市で、山陽新幹線の高架のそばにある建物が燃えた。火災は鎮圧が確認されたという。

 「ええっ、遅れとるわ」。山陽新幹線が一時運転を見合わせたとき、JR新大阪駅の新幹線のりば中央口前では、帰省や旅行に向かう乗客であふれていた。スマートフォンを片手に運行状況を調べたり家族に電話をしたりして再開を待っていた。

 大阪市の会社員男性(35)一家は、家族で博多市の実家に帰省するという。「今、両親に遅れる連絡をしました。早く運転が再開してほしい」。

 広島市で友人と会うという大学生の女性(20)は「別の新幹線もいっぱいで、とにかく待ってみるしかない」と不安げだった。

 運転が再開されると、観光客らが安堵(あんど)した様子でホームへ向かっていった。

 東京都大田区の会社員深井亮佑さん(20)は駅の構内で山口県から来る同級生を待っていた。「新幹線が動いたみたいで、いま向かってると連絡がとれた。一安心です」と話した。

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この記事を書いた人
高橋尚之
デジタル企画報道部
専門・関心分野
災害復興、エネルギー、原発、中小企業