全国知事会など地方6団体の代表と閣僚らが意見交換する「国と地方の協議の場」が17日、首相官邸で開かれた。「年収の壁」引き上げを巡り、知事会長の村井嘉浩宮城県知事は、自治体の税収減になる場合は行政サービスに支障が出ないよう、恒久財源で補填するよう改めて要望した。石破茂首相は「心配は十分に理解している」と述べ、丁寧に対応していく考えを示した。

　村井氏によると、村上誠一郎総務相からも「現時点で政府としてコメントはできないが、総務省としても全力を尽くす」などと説明があったという。