日付をyyyymmdd形式の8桁の値とみなしたとき、その値が素数であるのを素数日と呼んでいるそうな。
 例えば、2016年4月1日は20160401となり、この値を判定すると素数であることが分るので、素数日ということになる。

 それならばと、こんな雑学を作ってみたいと思った。

 「今日の日付(A)は素数日です。そして明日の日付(B)も素数日です。このように2日連続で素数日になるのは珍しく、前回は(C)と(D)だったので実に(E)年ぶりとなります」

 さて、(A)~(E)にはどのような数字が入るのか?
 この雑学を披露できるのはいつになるのか?
 という探索をしてみた。


 まず素数日となる候補だが、偶数日は2の倍数になるためこれはまず候補から外れる。
 そして、奇数日が2日連続するのは限られていて、月末の31日と翌月の1日というパターンが候補となる。
 このとき、うるう日の2月29日も月末で奇数日になるなので忘れないようにする。(ついでに年越しの12月31日から1月1日も忘れやすいので注意)
 調べるのは次のようになる。

 1月31日 → 2月1日
 2月29日 → 3月1日(うるう年のみ)
 3月31日 → 4月1日
 5月31日 → 6月1日
 7月31日 → 8月1日
 8月31日 → 9月1日
 10月31日 → 11月1日
 12月31日 → 1月1日

 ここでさらに注意が必要なのが、うるう年(うるう日)について。
 実は4年に1回あるのではなく、400年に97回(100回ではない)になるように設けられているということだ。
 うるう年の規則はこのようになっている。

 (1)4で割り切れる年はうるう年
 (2)ただし100で割り切れる年は平年
 (3)ただし400で割り切れる年はうるう年


 以上を踏まえて、前世紀(20世紀)と今世紀(21世紀)の範囲で2日連続の素数日を探索したところ、以下が該当することが分かった。

 20世紀
 19130731, 19130801
 19210531, 19210601
 19240229, 19240301
 19250131, 19250201
 19301231, 19310101
 19500331, 19500401
 19721231, 19730101
 19781231, 19790101
 19790131, 19790201
 19830331, 19830401
 19871231, 19880101
 19900831, 19900901
 19971031, 19971101

 21世紀
 20020531, 20020601
 20170831, 20170901
 20180731, 20180801
 20201231, 20210101
 20280229, 20280301
 20291231, 20300101
 20361031, 20361101
 20640331, 20640401
 20680831, 20680901
 20750131, 20750201
 20800229, 20800301
 20800531, 20800601
 20811031, 20811101
 20930731, 20930801

 今から一番近いのは20170831と20170901のパターン。
 これはちょうど1年後の今日! というわけで、当初の目的である雑学の披露を忘れないよう、さっそくブログに予約投稿しておこうと思う。