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速戦即決―

■ソードアート・オンラインⅡ 第16話 「巨人の王」

　仲間と力を合わせることがパーティープレイの鉄則!!

　そんなわけで、キリト達がクエストを攻略しなくては、最悪の場合、ALOそのものが崩壊してしまうという状況下において、クエストのボスが待っているダンジョンの最下層へと向かうために、あらゆるモンスターを倒していかなければいけないという「ファントム・バレット」編では見られなかった“集団戦”を楽しめるというのが、今回のエピソードのポイントの一つなのではないでしょうかね♪

　一応、「ファントム・バレット」編でも集団戦はあり、シノンちゃんがパーティー仲間と協力して攻撃目標に奇襲をかけるという集団戦の内容もありましたが、やはり、MMORPGでの集団戦といえば、巨大で強力なモンスターに一致団結して立ち向かうことがMMORPGの醍醐味の一つであり、肉弾戦特化型モンスターと魔法戦特化型のモンスターのバランスの取れた敵に対し、魔法攻撃型のプレイヤーがパーティーにいない状態で、肉弾戦特化型モンスターが物理攻撃が効かないと知っていながらも、肉弾戦特化型モンスターに物理攻撃を仕掛けるという単純な戦闘スタイルは、近接戦闘が得意なキリト達の戦闘シーンのかっこよさを見せ付けるには打って付けの展開だったことでしょうね!!

　まぁ、ゲームシステムを把握しているユイちゃんからのモンスターの攻撃の先読みや、片手剣を両手に装備し、片手攻撃を交互に繰り返すことにより、ALOには実装されていない二刀流のスキルに似た動作を可能とし、パーティーの窮地を脱するというキリトの十八番が発動したりと、他のパーティーでは真似できないような技の数々は、良くも悪くも「さすがキリト達!!」といったところですけどね(笑)

　キリトの二刀流もどきはシステム的に問題ないみたいだからいいけど、ユイちゃんのモンスターの先読みナビゲートは、ちょっとだけチートな感じがしますからね・・・

　それにしても、恐らく今後の展開に大きな影響力を持ってくるであろうキリト達がクエストの攻略中に助けた女性NPC「フレイヤ」さんに対し、真っ先に捕らわれていたフレイヤさんを助け出そうと躍起になったり、フレイヤさんにかっこいい所を見せ付けようと、綺麗な眼差しで紳士を装う“クラインのイケメンっぷり”は良いアクセントでしたね!!

　もちろん、アスナちゃん達のようなNPCではない現実に存在する人間の女性達にモテモテなキリトを目の当たりにすれば、例えフレイヤさんのような女性NPCでも好かれたいというクラインの切実な気持ちも十分に理解出来ますし、美しい女性から助けを懇願されれば助けてあげたいと思うのも男の性というものでしょう。

　でも、クラインの独りよがりでALOが崩壊してしまえば、AIであるユイちゃんの存在がなくなってしまう可能性もあるわけですから、キリト達がボスが待つダンジョンの最下層の道中で必ず出会うように設定された捕らわれた状態の怪しげなフレイヤさんの存在を罠だと思い、クエストの攻略に支障を来たすかもしれないとクラインの行動を止めようと思うのも、それだけ今回のクエストがALOの存亡をかけた失敗が許されない大切なクエストだと認識しているからこそなんでしょうけどね。

　ホント、海外に留学していたフレイヤ役の「皆口 裕子」さんボイスは、相変わらず麗しい癒しボイスだし、キリト達が対峙した巨人の王「スリュム」の声を当てているのも大ベテランの「飯塚 昭三」とは豪華な配役ですなぁ(>_<)

　次回、「エクスキャリバー」 です!

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Entry ⇒ 2014.10.26 ｜ Category ⇒ ソードアート・オンラインⅡ ｜ Comments (2) ｜ Trackbacks (24)