坂道のアポロン
坂道のアポロン 1話 「モーニン」 感想
原作未読。やばい、今期アニメで一番続きが気になる。
渡辺信一郎監督と菅野よう子のビバップコンビによる青春ジャズアニメ。
監督は今期ルパンでも音楽に関わっているようで、確かにあっちでもBGMがいい味を出していた。
大げさな演出も目を引く展開もないけど、主人公が淡々とした日常の中で新しい世界に出合った過程を丁寧に描いてくれたので20数分がとても短く感じられた。
真面目でやや周りを見下しがちなエリート優等生と、乱暴で自分勝手なジャイアンタイプの不良の交流というのは珍しくもない構図。しかし、題材にジャズを選んだことで不良である千太郎の繊細な一面を表現することに成功している印象かな。
ジャズにはあまり詳しくないけど、ジャズドラムなら少しは分かるぞ。……多分。
千太郎は薫のピアノにダメ出しをした時に、「スウィングしてない」と言った。
スウィングとはジャズにおけるグルーヴ感を指すもので、おそらく軽快なリズム感が足りないと千太郎は言いたかったのだろう。
薫が傾倒しているクラシックでは、何よりも正確さが求められる。むしろ余りに正確さを重視する余りコンクールなどでは奏者一人一人の個性が薄れていってしまっているらしい(ピアノの森からの知識)。
クラシックではジャズのような軽快なリズムはあまり鳴らさないし、何よりアドリブなど言語道断だろう。
ジャズでは正確さよりも、確かな技術に根差した個人の音楽センスが求められる。クラシックとはまた違った音楽の魅力があるのは確かで、今後薫がどのようにジャズにのめりこんでいくのか楽しみである。
それにしてもドラムの演奏シーンはかっこよかった。粗暴な見た目とは丁寧にかつリズミカルに音を繋いでいく。ドラムをソロで聞かせるにはアドリブセンスが必要で、繊細なドラミングとそれに合わせた作画技術がしっかりと噛み合っていたという印象。
ロクに知識もなく適当なことを語ってしまった(汗)
もし明らかに間違ったことを書いていたら指摘してください。
渡辺信一郎監督と菅野よう子のビバップコンビによる青春ジャズアニメ。
監督は今期ルパンでも音楽に関わっているようで、確かにあっちでもBGMがいい味を出していた。
大げさな演出も目を引く展開もないけど、主人公が淡々とした日常の中で新しい世界に出合った過程を丁寧に描いてくれたので20数分がとても短く感じられた。
真面目でやや周りを見下しがちなエリート優等生と、乱暴で自分勝手なジャイアンタイプの不良の交流というのは珍しくもない構図。しかし、題材にジャズを選んだことで不良である千太郎の繊細な一面を表現することに成功している印象かな。
ジャズにはあまり詳しくないけど、ジャズドラムなら少しは分かるぞ。……多分。
千太郎は薫のピアノにダメ出しをした時に、「スウィングしてない」と言った。
スウィングとはジャズにおけるグルーヴ感を指すもので、おそらく軽快なリズム感が足りないと千太郎は言いたかったのだろう。
薫が傾倒しているクラシックでは、何よりも正確さが求められる。むしろ余りに正確さを重視する余りコンクールなどでは奏者一人一人の個性が薄れていってしまっているらしい(ピアノの森からの知識)。
クラシックではジャズのような軽快なリズムはあまり鳴らさないし、何よりアドリブなど言語道断だろう。
ジャズでは正確さよりも、確かな技術に根差した個人の音楽センスが求められる。クラシックとはまた違った音楽の魅力があるのは確かで、今後薫がどのようにジャズにのめりこんでいくのか楽しみである。
それにしてもドラムの演奏シーンはかっこよかった。粗暴な見た目とは丁寧にかつリズミカルに音を繋いでいく。ドラムをソロで聞かせるにはアドリブセンスが必要で、繊細なドラミングとそれに合わせた作画技術がしっかりと噛み合っていたという印象。
ロクに知識もなく適当なことを語ってしまった(汗)
もし明らかに間違ったことを書いていたら指摘してください。
- 関連記事
-
- 坂道のアポロン 3話 「いつか王子様が」 感想
- 坂道のアポロン 2話 「サマータイム」 感想
- 坂道のアポロン 1話 「モーニン」 感想
Comment
Trackback
『坂道のアポロン』#1「モーニン」
「俺の大嫌いな坂道を軽々と駆け降りていく。
君には、その坂の先に何が見えているのか…
それは、俺の見たこともない景色なのか───?」
原作未読。
ちょっと絵が苦手かも~
坂道のアポロン #1「モーニン」
坂道のアポロンの第1話を見ました。
#1 モーニン
父親の仕事の都合で横須賀から叔父のいる九州の高校へと一人で転入した西見薫は転入初日、迎律子に校舎案内してもらうこと
坂道のアポロン 第01話 『モーニン』
ジャズって所に惹かれた。1960年代を舞台に、ジャズを題材にしたアニメみたいです。横須賀から九州に転校してきた新見薫。都会から田舎に都落ちしたかのごとく本人不満気。 委員長の
(アニメ感想) 坂道のアポロン 第1話 「モーニン」
投稿者・全力丘
坂道のアポロン 1 (フラワーコミックスアルファ)(2008/04/25)小玉 ユキ商品詳細を見る
父親のもとを離れ、叔父のいる九州の高校へと転入した西見薫。しかし転入初日、
坂道のアポロン 第1話 「モーニン」 感想
1966年初夏。
高校一年生の西見薫は、父親の仕事の都合で横須賀からひとり、親戚のいる九州へ引っ越してきた。 それまで優等生で周囲に心を閉ざしがちな薫だったが、“札付きのワル...
坂道のアポロン 第1話「モーニン」
『父親のもとを離れ、叔父のいる九州の高校へと転入した西見薫。しかし転入初日、慣れない環境と周囲からの好奇の視線に耐えられず、薫は激しい吐き気を催してしまう。教室を飛び出...
坂道のアポロン 第1話「モーニン」
「君には その坂の先に何が見えているのか
それは 俺の見た事も無い景色なのか――?」
九州へと転校してきた薫が出会ったのは 札付きの悪・千太郎!
千太郎の叩くドラムの音を聞いた...
坂道のアポロン 第1話「モーニン」
菅野さんといえばジャズってイメージありますが。
よい音楽と雰囲気のアニメですね♪
設定が1966年の学園と言うのも ジャズにあってる感じですね。
▼ 坂道のアポロン 第1話「
坂道のアポロン 第1話 感想「モーニン」
坂道のアポロンですが、クールな秀才の西見薫は九州の高校に転校してきます。
屋上が憩いの場所ですが、クラスの問題生徒である川渕千太郎と会います。(以下に続きます)
坂道のアポロン 第1話
「モーニン」
ねぇ!うちさぁ、二人のセッション聴いてみたかぁ!
予告で内容が音楽でしかもジャズ… しかも画風が好みではなかったんで、ぶっちゃけ興味ナッシングだった...
坂道のアポロン 第1話「モーニン」
坂道のアポロン 第1話「モーニン」
【あらすじ】(公式より)
父親のもとを離れ、叔父のいる九州の高校へと転入した西見薫。しかし転入初日、慣れない環境と周囲からの好奇の視...
坂道のアポロン 第一話『モーニン』
坂道のアポロン公式サイト
JAZZのことなんかさっぱり分からないけど。ドラムが響きだした瞬間、ピアノが鳴り出した瞬間、ぐわっと『何か』が動き出すのを感じまして。「よっしゃ
テレ西でのノイタミナ完全復活???第一弾アニメ♪1966年の長崎を舞台にした、良質期待満載の音楽アニメなんでしょうな!? 坂道のアポロン 第1話『モーニン』
こちらでは、東京マグニチュード8.0以来のノイタミナ本格的復活!?っす☆彡
正確に言えば、半年前に終わったうさぎドロップ以来のノイタミナ枠放送なんですが、こちらの場合、2週
Trackback URL
Comment form