うつけ者アイムソーリー

今回はやけにテンポが良かったぞ？(笑)　まるで別のアニメのようだ。
さて、ミスドのドーナツに異様な執念を燃やす忍が可愛かったわけだが、彼女が揚げ立てドーナツの美味さを知ったらどうなっちゃうんでしょうね。

ミスドは稀に行く程度で、用途はもっぱら暇つぶしに近い。なんかコーヒー高いんだもん、あそこ。
ゴルチョコ、オールドファッションに目をつける忍はなかなかの慧眼の持ち主のようで、ポンデリングもなかなか。

しれっといる貝木に笑った(笑)　こいついいキャラしてるなー。このまま協力者ではないが金を出せば情報はくれるという美味しいポジションに居つくのだろうか。今の吹っ切れた(?)ひたぎが彼を見たらどうするんだろう？


さて、影縫と斧乃木の襲撃によって発覚した衝撃の真実。
なんと月火は怪異そのもので、阿良々木の本当の妹ではないという。
月火は怪異、怪異が人間のフリをして人を騙して暮らしている、ゆえに月火は悪。
自らは正義を行っているだけだという影縫の言葉に、阿良々木は何を思うのだろうか。

月火の怪異が生まれつきなのか、それとも生活の中で巣食っていったものなのかは分からない。
例えば今回胸の傷の話があったが、それが最近の話ならばどちらでも有り得るし、逆に幼い頃からのものならば後者の可能性は高い。
まあ多分時期はそこまで重要じゃないのだろうけど、怪異に憑かれたのが最近の話なら(影縫から見て)情状酌量の余地はあるかなと思ったので。

さて、正義を信念として持つ阿良々木が実は悪であったという妹の月火に対してどういう対応を取るのか。
実は私はあまりその点については心配していない。
阿良々木は自分の正義が偽物であることを知り、その上で信念を持っている。
しかし、その正義はあくまで｢身内を守る｣手段として振りかざされたものなのだ。
いや、もっと言えば｢助けたいやつを助ける｣のが阿良々木の正義なんだと思う。

他人が定義したような｢悪｣を阿良々木が認める必要はないし、そもそもかれんビーで善悪相対主義を取っているのだから、ハナからそこに絶対性を見出してはいない。


たとえ月火が生まれつきの化物だろうが、自覚があって家族ごっこをしていようが、真の問題は阿良々木がその上で彼女を家族と認めるか否か、それ以上でもそれ以下でもない。
つまり、愛も罰も分け合って本当の家族になればいいんだよ！

関連記事

• 偽物語　最終話　｢つきひフェニックス　其ノ肆｣　感想
• 偽物語　10話　｢つきひフェニックス　その参｣　感想
• 偽物語　9話　「つきひフェニックス　其ノ貳」 　感想