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2010年12月31日 (金)

【DA:O】ロマンスなど雑感。

 2010年最後の記事になります。
 まさか最後がロマンス関係だとは想定もしていなかったw。とかくこの世は何が起きるかわかりませんね。

 ロマンスも含めたDAのプロット・ストーリーがお気に入りな理由は、ゲイダーさんほかのライター陣の人の悪さが出ているというか、「世の中そんな甘いもんやおまへんで」というノリが強烈なところです。

 それでもまだOriginsは、「ブライトを打倒して秩序を取り戻せ!」、「フォー・フェラルデン!」という物語でしたのでましだったのかも。
 DA2は、入り口から語り手が「実はちょっと話を誇張しちゃいました」とかいうとんでもない話らしいし、中身も「あらゆる手段で権力を手に入れろ!」というさらにダークぽい物語ですので、どこまで悪辣な物語になるのか興味が尽きませんね。

 ロマンスと直接は関係ないですが、レリアナズ・ソングDLCはやっぱ好きだなあ。
 あのレリアナの変貌ぶりはたまりません。

 女性キャラの人格が時とともに大きく変貌するところがBioWareRPGのお家芸でもあるし、私の気に入っているところ。

 MEだとリアラさんもそうですね(厳密には女性ではないが)。タリちゃんもそうだし、ME1からME2に移って、hardenされたといってもいい。
 古くは、もう何度も書いてますがBG2のナリアちゃん。はねっかえりのリベラル女子大生お嬢から、酸いも甘いもかみ分ける大人のメイジ姐御に大変貌。
 「お嬢」とか「姐御」とかがキーワードなんだなと自分でわかるw。

 フェチはものにつくらしいので、この場合なんていうんだろう。「豹変萌え」?
 地下鉄の車内で化粧してトイレで着替えて豹変するコギャルとかじゃないよ(まあ、それもキライじゃな・・・え?)。

 逆に強烈な女子キャラがちらりと見せる弱い面、というのは実はストライクゾーンに入ってないw。モリガンさんがフレメスについて話す弱気な表情、ME2ミランダが妹と会って見せるくしゃくしゃの泣きべそ顔。BG2ヴィコニア、NwNアリベスなどなど。
 DA2イザベラなどは、最後までイケイケドンドンであって欲しいと願ってます。
(ああ、例外あり。つっぱらかってるけど元々は健気でもろい、ヱヴァのアスカとかハリポタのハーマイオニーとかはどつぼですw)

 豹変萌えが女性限定なのは自分が男性だからでしょうね。男性キャラの豹変ぶりはさっぱり興味なし。「なに、中二病?」とか「二学期デヴュー?」とか思っちゃうし?

 逆に女性から見た男性キャラの話というのは 実は目からうろこだったりする。 

 ME2のファンサイトで最も人気あるカップルは女性シェパードとギャレスだとか。思いもしなかった。
 DA2のフェンリスが発表になったときの熱狂もすさまじい。世界中のファンが一斉にファンアート書き始めてるしw。
 
 JRPG方面だと「はいはいビジュアル系ね、耽美系ね、BL系ね、何考えてんだか」とか想定の範囲内(平凡な書き手の安易な餌に喜んでくいついてるのがほとんどだから)片付けちゃうけど、ギャレス? テイン? ゼヴラン? そういうのもありなのか。ゼヴランはエルフだからいいとしても、他は地球生命体ですらないぞ? (あなたの好きなリアラだってそうじゃん!)

 「お嬢」と「姐御」ってのはJRPGでは定番も定番。最近ではFFXIIIがドンピシャだが、FFシリーズはほぼこの線を踏襲してますね。例外あったら教えて欲しいくらいだ。

 余談ですがFFXIIIライトニングはそのどちらでもない武闘系キャラ。武闘系に対抗する軸は不思議系で、あの物語だと(キャラ弱いが)妹がそれ。
 ヴァニラはお嬢ね。あと姐御はファングだっけ?

 武闘系・不思議系、これはヱヴァのあのオリジナルのパイロットふたりがそうであって、かつ私の知りうる限り嚆矢。そう言う意味で世界を変えた。世の中には慧眼な方もいて、かつては「梶原系」と「手塚系」と分類されていた。母性の二つの面を示すんでしょう。子を守る母犬、猫、熊などの凶暴なまでの強さと子に対する絶対愛のようなものといえばいいのかな。
 新作の三人目はメカフェチ系だから軸としては弱いよね。初の巨乳系てのはあるけどキャラづくり苦労してる感じ。三つ目の軸を確立するのは辛そうだ。

 オリジナル・ガンダムならセイラ、ララア。
 こういうの例外探すほうが難しいんですよ。だって、そうじゃないとまず人口に膾炙しなくなるから。物語としても深みがないから。売れないから。

 だって「いやアスカだろう!」、「お前は何もわかってない、アヤナミだろう!」と無駄な口論するから楽しいんじゃないですかw。
 これが「アミダラかわいいよね」、「うんうん」じゃ話もたんでしょ。レイアはともかくw。
(スター・ウォーズは元々そこにフォーカスしてない、元々恋愛も結婚も避けるジェダイの物語だから、それぞれの三部作でたった一組のロマンスしか語られない)

 全編ヒロイン一人限定のハリポタだって、ハーマイオニー(武闘系)ひとりではもたないわけで、不思議系の子が妙に出番増えてきてますよね。

 最近暇つぶしで遊んでるファルコム系も見事に「お嬢」と「姐御」、この路線を守ってる。アトラス系は・・・、うーん多分間違いないと思うがあまり年長キャラがいないかな。性格的に姐御なキャラは必ず出てくると思いますけど。
 ああ、サクラ大戦もそうだな。狙いまくってるしね。

 残念なのは、JRPGのキャラは(男子も女子もどれもこれも定番キャラばかりで声優まで定番化してるとかはともかく)まず豹変しないこと。ひとりのキャラで両方こなすってのは稀なのかなあ。それやっちゃうと陳腐なツンデレみたいになってこけるかな。
 対象年齢が中学生からはじまる、というように幅広いのもあるかな。ただ「お嬢」と「姐御」てのは別段年齢でいってるわけではなく、あくまで人格の話。中学生だって立派な「姐御」はいますよね。
 まあ既婚者が「お嬢」と呼ばれるのは個人的にすごい抵抗があるけど、年齢とマリッジ・ステータスが一緒でもないし。

 最近のアニメはあまり観ませんが、観なくてもこの路線そんな変わってないと思う。
 たまーに観るものでも、「まあそうなるねえ」という定型から大きく外れるものは残念ながらない。
 たぶん受け手も定型を期待してるから、妙な冒険して数字出ないと大変、ということでしょうか。 

 いや、お前は知らないだけ。今こんなのまであるぞ、というならぜひ教えて欲しい。
 いつまでもこういう軸だけ残っちゃうんじゃ面白くないよね、といいつつ、新機軸はかなり難しいとも思う。

 「キャラゲーだから」とか言う場合、悪口のケースが多いでしょうけど、RPGだからキャラゲーに決まってます。問題は「萌えそうな画像出しとけばいいんだろ」というレベルで終わるか、深みを持たせることができるかでしょうね。

 送り手も受けてもキャラを「記号化」しちゃって反射神経だけの世界に安住すると、これは悪口でいう「キャラゲー」。そういう意味の批判ならわかる。

 BioWareキャラにはそういう定番キャラと一目でわかるキャラはおらず、なんらかのひねりが加えられています。マチュア向けだけに、プレイヤーはみんな脛に傷持つ大の大人w。酸いも甘いもかみわけて、世の中そんなもんじゃない、見た目じゃ何もわからないとわかってるってことかな。

 こういう拡散するたわいもない話が一番書いていて楽しいんすけどねw。

 また来年もー。

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