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  • 知られざるムラサキミミカキグサの世界
    ウトリキュラリア リビダ(イチョウバミミカキグサ)は、花の色や形にさまざまな地域ごとの違いがあり、食虫植物愛好家の間では、それぞれの系統を栽培して楽しむことが盛んです(文献1)。一方で、ウトリキュラリア ウリギノーサ(ムラサキミミカキグサ)には、青色や赤色、紫色など、花の色に濃淡の変化が見られますが、白花のもの以外は、系統ごとに栽培して楽しむ、という話はあまり聞いたことがありませんでした。白花のもの...
  • 冬でも葉が残る?ムラサキミミカキグサの挑戦
    こんにちは!今日は、ベランダで育てているムラサキミミカキグサ(ウトリキュラリア ウリギノーサ Utricularia uliginosa)についてのお話です。ムラサキミミカキグサは、冬のない温暖な国では多年草として育ちますが、国内では冬になると葉が枯れてしまうため、一年草のように扱われることが多い植物です。それでも、私のベランダの鉢では、葉がちらほらと残っていて、健気に頑張っている姿がとても愛おしく感じられます。そこで...
  • 今日のムラサキミミカキグサ
    ムラサキミミカキグサ(ウトリキュラリア ウリギノーサ Utricularia uliginosa)は、一年草として親しまれる植物です。野外では冬になると枯れてしまいますが、種子を採取することで次の世代を育てることができます。   そんなムラサキミミカキグサに、「もし冬を越えて葉を保ち続けることができたら?」という思いを抱き、新しい挑戦を始めました。葉が枯れなければ、一年中いつでも不定芽(葉から新しい芽が出る現象)の観察や...
  • ムラサキミミカキグサの果実
    ムラサキミミカキグサ(ウトリキュラリア ウリギノーサ Utricularia uliginosa)の果実(写真1)も、ミミカキグサ(ウトリキュラリア ビフィダ Utricularia bifida)の果実(写真2)と同じように、耳かき棒の先に少し似ている形をしていますね。でも、本家ともいえるミミカキグサの果実の方が、よりそっくりかもしれません。ミミカキグサ類の中には、球形の果実をつける種類も多くあるのですが、こうした形にはそれぞれどんな意味...
  • ムラサキミミカキグサの謎に迫る:見えない葉と意外な発見
    ムラサキミミカキグサ(ウトリキュラリア ウリギノーサ Utricularia uliginosa)の花茎(写真1)を辿っていけば、周囲に本種の葉が見つかると信じていました。しかし、実際には葉が見えない、もしくは何かに隠れているようでした(写真2)。不思議に思って周囲を探していると、ハイゴケが少ない場所でモウセンゴケ(Drosera rotundifolia)近くに他のミミカキグサ類の葉を発見しました(黄色い矢印の先、写真3)。どうやら、ム...

プロフィール

紫ウトリキュラリアン

小さな生き物たちの飼育や、その生態を観察するのが大好きです。少しマニアックな話題も出てくるかもしれませんが、どなたでも楽しんでいただけるよう心がけています。ぜひお気軽にご覧いただき、一緒に自然の小さな世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします

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