モーションダイ部定例より 平野部長×カトキチ末広部長
平野友康:デジタルステージ代表。
Twitterアカウント末広栄二:
カトキチのTwitterの中の人。テーブルマーク株式会社のコーポレートコミュニケーション部部長
※オフレコ部分に関しては
アーカイブをご参照ください。
末広「インターネットは世界に繋がっていると本気で思っている。加ト吉のHPを作る時に外注するより自分で作ろうとBiNDでHPを作り出した。企画して外注して…というやりとりの中ではあり得ないスピード感で作れたのが魅力であった。BiNDのバージョンアップでTwitterのボタンが付いたのがTwitterを始めたきっかけ」
平野「モーションダイ部始めてデジタルステージの売り上げが3割減っちゃった。BiNDちゃんと売らないと!」
末広「USTでもなんでも広めること。Twitterはそこに入り込んだ。BiNDは万能ではないけれど、Dreamweaverなどに比べてまずそこそこのものが出来る。あとは他のページを見て勉強していけば良い」
平野「BiNDもUSTやTwitterとの連携を進めていきたい」
平野「USTのスポンサードをするきっかけは?」
末広「神田さんからそらのさんを紹介された。まだ固まっていないから他にスポンサーは付かないと思った。そらのさんの人件費を保証している。まずはそらのさんの配信を見て加ト吉のアカウントをフォローして貰うことを考えた」
末広「DOMMUNEはバナー広告だけ。秘書科の社員に友人から『DOMMUNEのスポンサーになるの?』と問い合わせがあった。TVCMではあり得ない現象」
末広「30秒CMで200~300万。この一部をUSTに回してもそれ以上の効果が期待できるというのが僕の考え方」
末広「Twitterサミットというイベントも各地でやっている。その地区でTwitterが盛り上がってくると僕らが行ったときに支援してくれる」
平野「最終的にうどんの話題で盛り上がるというゴールから逆算して、こういう広告戦略をしている」
末広「メディアをメーカーが持っているという発想」
平野「加ト吉チャンネルでなくてもいい。それはDOMMUNEでもどこでもいい」
末広「今まではYoutubeなどでも導線がなかった。今はTwitterがその導線となっている」
平野「ラジオと組んでいたが」
末広「地方局の小さなラジオと組むようにしている。規模が小さいとUSTもしやすいし、著作権がクリアされたときにラジオ局なら申請がしやすい。地元のコミュニティだけどUSTなら全国にCMが流せるというメリット。我々はUSTの機材とノウハウを提供するだけ」
平野「その決断の早さは?」
末広「要するにスピード。BiNDに注目したのもそう。思いついてすぐ作って上げられるのがいい。間違ったら謝って変えればよい。Twitterもそう」
平野「そもそもスピードが大事なんですね」
末広「だからインターネットをやっている。自分で作って自分でやればいい。早さにこだわっている。明日でもいいけど、今日やる。うちはスピードだけ。じゃなきゃ勝てない」
平野「スピードこそが本質」
平野「仕掛ける基準は?ノリ?勘?」
末広「番組を見て王道だと思うところ。USTREAMはこういうもんだと僕が思うもの。それに準じていればOK。色々提案はあるが、全てに投資している訳ではない。質は大事」
平野「(視聴者)数は気にしない?」
末広「全く気にしない。中身だけ。数は後から付いてくる」」
平野「手応えは欲しくないのか?」
末広「GoogleやYahooだと考えると?この後大化けするよ」
平野「まさにオーディションの理論」
末広「自分がフォロワー持っていてRTしてやれば人気も出せる。僕と平野さんが連んだら3万~4万。皆で同期取れば10万、100万」
平野「3年くらい先を見ている?」
末広「いや、もっと早い(1年よりもっと早い)大事なのはオピニオンリーダーと仲良くなっておくこと。個人でも1000人、2000人のフォロワーを持つ人で組めば、かなりのことが起こせる」
平野「(タイムラインから)ブームと一緒?」
末広「ブームを意図的に引き起こせる」
平野「Twitterは刹那的に見えるが」
末広「同じく見えている。刷り込み速い分落っこちるのも速い。だからTwitter始めたときから一発屋だと言っている。一発屋にならないように横の広がりを作って、別格な感じを演出している。やっていることはただのオヤジギャグ」
末広「一過性の中でも質のいいものを見ておけばそうそう落ちてこない。ここぞって時に本気RT」
平野「それだけやってると疲れません?」
末広「疲れる。フォロワーさんのプロフィールとかブログを見てツイートしてるから。ソーシャルネットワークだから。相手に失礼のないように」
平野「普通そこまで出来ないですよね」
末広「普通にやっちゃうと勝てない。狂ったようにやれるかが勝負。これがノウハウ。普通じゃない努力をすること」
末広「USTでTVっぽくやりたい人もいるれど、それはちょっと違うと思う。タイムライン見ながら双方向でラジオっぽいようなTVっぽいような。ただDOMMUNEのタイムラインは訳分からないけど」
平野「あれはクラブで手を挙げている行為ですよね」
末広「だから地方のラジオ局と組んでいる」
平野「見えるラジオですよね。ラジオはサイズがいい。ディレクター、ミキサー、作家、出演者がいればできちゃう。打ち合わせも短い。TVは所帯が大きすぎる。DOMMUNEにTVの様にレコード会社のCM流してもしょうがない。DOMMUNEフェスをやればチケット1万枚くらい売れる」
末広「DOMMUNEにスポンサーが付くように企業回りなどもしている。うちは最低限のスポンサード。制作者にある程度金がいかないと続かない」
平野「motion diveやBiNDを音楽活動やっている人に提供してサポートしたい」
末広「デジタルステージ自体がTV局になればいい。サーバーなどの根本を持っているんだから」
末広「デジタルステージの商品はAppleになっていいと思っている」
平野「うちの商品を使ってクリエイティブなものを作っている20万人の人たちのコミュニティ。これをソーシャルメディアの時代に移行させていくか」
末広「メディアになってあればLifeを使って作ったところを宣伝してあげたりできる。問題はたどり着かないということ。ツイートがなければUSTの番組にも行き着かない。となるとポータル持っているところが強い。デジタルステージが作っちゃえばそっちの方がアクセス増えるんじゃない?」
末広「簡単USTREAMセットが欲しい。女性とかにはまだまだ複雑。簡単になれば面白い配信者が増える」
末広「8月に本が出るんですよ。『
ツイッター部長のおそれいりこだし』
平野「(タイムラインから)簡単な経歴を」
末広「テーブルマークの前はお菓子のシャトレーゼにいた(マーケティング本部長)。経常利益を3倍にして辞めた。その前は牛角の役員をやっていて、年商を36億から1400億までバーンと」
末広「映像の会社を14年経営していた。だから映像にも詳しい。発注者のレベルを超えられないから企業の中に入った」
末広「だから、僕のツイートをマネすると失敗しますよ。色々な罠が仕掛けてあるから」
平野「USTは見るのも疲れる。おもしろいんだけど見るのに疲れてやめちゃうという人も多い」
末広「今度水曜どうでしょうとコラボで。僕のツイートを見てOFFICE CUEでTwitterを始めて、一緒にUST番組やりましょうと。平野さんもご参加で」
平野「大好きなんですよ!何でもやります!仕事差し置いて!」
末広「鈴井社長(ミスター)もそらのちゃんも赤平出身ということでUST機材背負ってカントリーサインの旅で赤平までって」
平野「J-WAVEのラジオで(水曜どうでしょうの)藤村ディレクターに会いたいとリクエストを出したこともある」
末広「北海道の赤平にテーブルマークの工場があってコロッケを作っている。そらのちゃん行くか分からないですよ、勝手に言ってるだけ。OFFICE CUEに機材持っていてUSTするというのが基本」
平野「秋くらいに合宿しましょう」
末広「そうですね。僕もまた秋くらいに重大発表が出来そうです」
平野「『
全国廃校ガイド』という本があって、廃校を借りて泊まれるんですよ。お知らせなんかあれば」
末広「夏にも冷凍うどんをよろしくお願いします」